<銅線窃盗>全国各地で相次ぐ 闇の密輸組織存在か

 銅くずや銅線を狙った窃盗事件も北海道など全国各地で相次いでいる。資材置き場などから盗んだり、電線を切断して持ち去るなどの大胆な手口もあり、主に転売を目的としている。警察は盗品の銅を密輸する闇組織があるとみて、全容の解明を進めている。

6~8月に夕張市など5カ所で電柱の電線が切断され、全長約2000メートルにわたって盗まれた。周辺の街路灯が停電する被害が出た。9月には兵庫県高砂市で公園の地下に埋め込まれた銅線の電気ケーブル約1500メートルのうち約1200メートル(約870万円相当)が盗まれた。

7月末に室蘭港で寄港先の茨城・日立港から盗んだ銅くず約2.6トン(約260万円相当)を中国に密輸出しようとして、パナマ船籍の貨物船の乗組員の中国人14人が道警に逮捕された。中国人船員は「中国では電線用の銅が高く売れるので、盗んで売るはずだった」と供述。同船は中国・福建省の馬尾港を出港。日立港のふ頭に保管されていた銅くずを盗み出していた。室蘭港で鉄鋼材を積んだ後はベトナムを経由し、再び中国に向かう予定だった。

また、9月末には札幌市内で銅線を盗もうとして逮捕された中古車販売業の男(32)も「500円で買い取った銅線が古物商に5000円で転売でき、盗みを思いついた」と話している。【金子淳】

(毎日新聞) – 10月19日

なんだか地味におっかない話だなー。ネオ・アトランティスによる通商破壊のようなジワジワさがたまりません。

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