28年前の殺人、賠償認めず=請求の権利消滅-女性教諭殺害・東京地裁

 1978年に殺害された東京都足立区立小学校の教諭石川千佳子さん=当時(29)=の母と弟2人が、2004年に自首したものの公訴時効で不起訴となった元同校警備員の男(70)と区を相手に、約1億8600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁の永野厚郎裁判長は26日、殺人について、不法行為から20年で請求権が消滅する民法の除斥期間を適用、請求を棄却した。

その上で、遺体を26年間自宅の床下に隠したことに対し、「遺族が故人を弔う機会を奪い、敬愛や追慕の念を著しく侵害した」と述べ、男に330万円の支払いを命じた。区に対する請求は棄却した。遺族側は控訴する方針。

(時事通信) – 9月26日

現行法上では、被害者遺族に最大限の好意を見せた判決を下したのではないかと考えます>永野厚郎裁判長。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アングラから政治ネタまで色々モノ調べをやっているイロモノです。思想は保守中道、趣味はサブカル全般、歴史、各種コンサル。ボーイッシュと大和撫子がマイ趣味女の子の双璧。