インターネット専業証券大手5社の2006年5月末時点の口座数の推移が7日出そろい、5社合計で初めて350万口座を突破したことが分かった。ただ、5月は国内相場の急落に加え、ネット証券業界の競合激化などを背景に、口座獲得数や売買代金は一時の勢いに比べて鈍化していることも浮き彫りになった。
5社計の口座獲得数伸び率は前月末比0・7ポイント減の2・6%だった。伸び率トップが4月と同様に松井証券。4月実施の手数料引き下げ効果が続いたもようで、総口座数は3位の楽天証券に肉薄しつつある。口座獲得数でトップは、業界最大手のイー・トレード証券だった。
売買状況は鈍化が鮮明になってきた。1日平均売買代金では、イー・トレードが前月比20・0%減の3318億円、松井が同26・2%減の1125億円。売買代金の状況は、専業大手5社ともに前月と比べて金額ベースで減少した。
5月の株式市場は、会計不信や企業業績見通しに対する不信感を受けてジリ安基調をたどり、個人投資家の取引意欲が冷え込んだのが響いた。
(フジサンケイ ビジネスアイ) – 6月8日
野村系のジョインベスト証券が同月半ばから口座受付スタート、6月からはIPO株も取り扱い開始。あと数ヶ月もしたら、野村の横綱相撲の前にコロコロ転がされている前頭証券の姿が散見されるようになるでしょうね。
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