「靖国終わっても問題解決せず」 講演で麻生外相

 麻生外相は3日午後(日本時間4日未明)、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)主催の講演と質疑で、中韓両国が小泉首相の靖国参拝に反発していることについて「靖国問題が終わったから(といって)他の問題がすべて解決することはありえない」と述べた。中国が日米などとの信頼を増すためには、軍事力の透明性向上と民主化が避けられないとの認識も示した。

麻生氏は「日中、日韓の間には領土や石油(開発)などいろいろな問題がある」とし、靖国問題を除いても両国との摩擦は今後も続くとの見通しを語った。 中国については、国際社会や東アジアでの「責任あるステークホルダー(利害共有者)」の役割に期待を示すと同時に、中国の国防費が18年連続2ケタ増となったことを指摘。関係国との信頼醸成には「自らの軍事力の透明性の向上が重要」と語るとともに「中国が真の民主主義国家になることは将来不可避な道だ」とした。

麻生氏は、祖父の吉田茂元首相が進めた経済優先・軽武装路線を引き合いに「日本は経済繁栄と民主主義を通して平和と幸福を得る政策を一貫して進めてきた」とし、この理念が東アジアの発展に寄与すると語った。

(asahi.com 2006年05月05日)

麻生外相の論法は単純でしばしば暴論っぽいことも多いですが、それだけに物事の本質を突いています。今回はその本質巧い具合に突いた一例と言えましょう。

「靖国問題」は、体制間の駆け引き遊戯で盤上に乗せられている札の1枚です。特アは自国に都合のいい役作りのためにその札を日本に引かせようとしているわけで、それを知りつつ先方から促がされるまま安易にその札を引くのは、御人好しを通り越して阿呆というものです。

敢えてその札を引くというのなら、日本にとって有効な役作りのための札を先方から引き出すことを前提条件とする。その程度の厚顔ぶりを発揮出来ないようで何の外交でしょうか。ところが、政財界の偉い人の一部は、政党・企業間のネゴにはあれだけシビアなのに、対特アには「まず子猫のように従順になって札を引け」と仰います。不思議不思議。

とりあえず、このたびは麻生外相GJ!。乳酸菌を欠かさず総裁選も頑張って下さいませ(笑)。

P.S.

麻生外相某目撃事件in羽田空港についてはその信憑性について両論ありますが、去る4/28のデジハリでの講演内容を聞いている限りだと、かなーり…「クロ」ですな。

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