ECBの債務減免は、EUからギリシャに対する「手切れ金」代り?

 実質的な持ち出し無しでギリシャとの関係を解消という「外科手術」に繋げることができれば、EU的には実に望ましい展開となりましょうが、さて、どうなりますことやら。

ギリシャ債務減免に協力=欧州中銀、最大110億ユーロ―米紙

 【フランクフルト時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は7日、欧州中央銀行(ECB)が、ギリシャの債務減免に協力する方針を固めたと報じた。ECBの協力は難航する債務減免交渉の決着に不可欠とみられていた。実現すれば、ギリシャ支援計画全体が大きく前進することになる。

 同紙によると、ECBは保有するギリシャ国債について最大110億ユーロ(約1兆1200億円)の減免に応じる方針。ECBは額面で500億ユーロ超と同国債の最大の保有者とされるが、この報道について、コメントを拒否した。

 ECBはギリシャ国債価格の急落後に買い支えを行ってきたため、購入額は額面を下回る。110億ユーロはこの差額に相当し、減免を受け入れても実質的な損失を被らないという。 

(2月8日 時事通信)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です