2点差以上の分厚い実力差

 Jリーグの今季開幕戦をNHKの中継で視聴。おおかたの予想通り、レッズ完敗。

 ある程度ボールは支配しているし、FKもCKも互角なのに、最後のツメ&シュートではアントラーズの足元にも及ばないレッズ。粗い横パスばっかりじゃ、敵陣に切れ込めたとしても、鉄壁なアントラーズ守備陣にはねられて、自然そういう結果になるわなー。記事では好意的に書いているけど、ポンテもエジミウソンも今日は全然ダメ。そんなエジに頭越しのパスをまわされて、ほとんど機能していなかった柏木カワイソス。動きが今日の先発陣の中では一番良かっただけになおさら。ポンテもロクに連携してくれないし、イジメか?外様に対するイジメなのか?

 でも今日の試合一番の謎だったのは、攻撃陣の無策ぶり以上に守備陣の混乱、特に坪井⇔原口の交代劇。あそこでなんで坪井を下げるのか、さっぱり意味不明。案の定、守備ラインが崩壊したところを突かれて致命的な2失点目で万事休す。交代直前まではアントラーズはバテバテで足止まっていたんで、ラスト15分でもしかすると同点以上に持ち込めるか…と期待していたんですがねえ。フィンケは一体何を考えているんだろう?

 それと比べると、今日のアントラーズはミスも多くて出来は良くありませんでしたが、愚直なまでにガチなカウンター狙い&勝負時のプレーの集中力は流石王者ですな。有利な状況にあってもやるべきことがやれないレッズと、不利な状況でもやるべきことがやれるアントラーズ。点差は2点ですが、チームとしての実力差はそんなもんじゃないと実感した開幕戦でした。今シーズン、レッズがその差を埋めることはできるんでしょうか…(- -;。

鹿島、浦和に快勝!4連覇へ向け好スタート

 J1リーグ戦は6日、各地で行われる7試合で18年目となる2010年シーズンが開幕し、4連覇を狙う鹿島はホームで浦和と対戦。FW興梠慎三(23)とマルキーニョス(33)のゴールで2-0で浦和を粉砕。開幕戦勝利を飾り4連覇へ向け好スタートを切った。

 鹿島は前半5分にMF小笠原からのパスをFW興梠が右足で決め先制した。同22分にFWマルキーニョスが個人技でゴール前に突き抜けシュートを放つが、惜しくもゴールポストに阻まれた。同39分にはMF野沢がスルーパスを受けGKと1対1の場面も体制を崩しシュートが打てず追加点を奪えなかった。

 後半に入ると浦和が攻勢をかけ、FWエジミウソンやMFポンテらを中心に鹿島ゴールに迫った。後半8分に鹿島はMF中田がクロスに右足で合わせたがゴールはならなかった。浦和は中盤でボールを支配するがシュートまでは持ち込めず、逆に鹿島はカウンターでチャンスを狙った。

 試合は後半中盤に差し掛かると、後半28分に途中出場した浦和のFW田中が強烈なシュートを放つもGK曽ケ端に阻まれた。鹿島はACL、ゼロックス杯からの疲労からか後半30分過ぎから選手たちの足が止まり始めた。

 ここで鹿島は運動量が落ちたMFフェリペ・ガブリエルに代えMF遠藤を投入すると状況が一変した。マルキーニョス、野沢がたて続けにシュートを放つと、後半41分に遠藤のクロスをマルキーニョスがヘディングで決め2点目を挙げた。その後も波状攻撃を続け浦和を一蹴した。

(3月6日 サンケイスポーツ)

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