<福岡市長選>民主推薦の吉田氏が初当選 現職破る

 福岡市長選は19日に投開票され、民主推薦で新人の元新聞記者、吉田宏氏(50)が、現職の山崎広太郎氏(65)▽前市議の高山博光氏(66)ら5人を破り初当選した。巨額の市債残高を抱えながら五輪誘致に乗り出すなど初当選時の公約と乖離(かいり)が目立ち始めた山崎氏に、有権者は不信任を突きつけた。吉田氏を支える民主は市議会の野党で、今後は厳しい市政運営を迫られそうだ。

 安倍政権の発足後、初の政令市長選で「自公対民主」の国政の構図で争われた。市長選の結果は来年の北九州市長選や福岡県知事選にも影響を与えそうだ。過去最多の6人が立候補したことや財政問題への市民の強い関心などから投票率は42.57%と、過去2番目に低かった02年の前回選挙(32.46%)を10.11ポイント上回った。当日有権者数は108万9013人。

 吉田氏は無党派層の取り込みを狙い「世代交代」や「若さ」を強調。五輪招致問題を機に市民の間に広がった不満の受け皿となり、支持を広げた。選挙戦後半には、民主党の小沢一郎代表や鳩山由紀夫幹事長らも福岡に入って支持を広げた。

 山崎氏は自民党本部が告示前に推薦を見送ったことで地元の自民系市議や公明党総支部の支援を受けて選挙を戦った。告示後に自民党本部も推薦を出し「市債残高は順調に減っており、市財政は健全だ」と強調したが、批判をかわせなかった。【安達一成】

(毎日新聞) – 11月19日

 こっちは順調に与党候補が負けましたな。「二枚舌」は有権者からキッチリしっぺ返しを喰らうことを、驕れる自公は再認識するべきでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です