自民党総裁選、麻生太郎幹事長が圧勝。1年前の総裁選では本命候補と言われながら、古賀・山崎・谷垣・二階・加藤による新密室五人衆+1の「真・クーデター」と片山さつき等による情報操作によって足元を切り崩され涙をのんだ麻生氏でしたが、今回見事(?)にリベンジを果たしました。
得票数で見ると、他の4候補合計174票(与謝野馨氏66票、小池百合子女史46票、石原伸晃氏37票、石破茂氏25票)の2倍強の351票を獲得しての勝利ですが、下馬評通りとはいえ、麻生氏の派閥的地盤の弱さから改めて考えてみると、やはりこれは異常値ですね。昨年の総裁選とはまさに対照的。派閥談合というよりも挙党横断的に選挙&政権運営にあたらねばならないと言う、党内の危機意識の表れなのでしょう。小泉元総理の就任時とイメージ的に被るところもありますが、当時の米国共和党政権の強烈プッシュがあった小泉氏の登板時と比べると、そういったキナ臭さは薄まっており、基本的には別物ですね。良くも悪くも、党内をまとめ党外のシンパシィを得るには有効な「背水の陣」的就任劇だったのではないでしょうか。
公明党&創価学会が麻生氏の後ろで醸している腐臭はどうにも我慢がならないし、出来レースだった選挙戦自体にも残念な気持ちは否めませんが、現状ではこれ以上の展開を望む方が酷と言うもの。とりあえずは、これで良しとすべきでしょう。でも、やけっぱちになった党内媚中派が谷垣や野田あたりを候補に出した挙句に大敗、新体制で干されると言う展開は是非とも見たかった。総裁選の副産物として是非とも実現して欲しかった。悔しいけど、天敵の麻生氏相手に上手く立ち回ったと思います>古賀誠&宏池会。
さて、昨日の民主党・小沢代表の3選に続いて自民党も麻生新総裁が決まり、いよいよ来月(予定)は衆議院総選挙。自民・公明の政権与党の退潮はどうにもなりませんが、仮に一度下野したとしても、次の参院選(&衆院解散総選挙)までなんとか粘って、捲土重来して欲しいものです>自民党。もちろん、衆院選が勝てればそれに越したことはありませんが、「ねじれ再び」では困るんだよなあ…うーん、悩ましい(^^;。あと失言は程々に>麻生総裁。
P.S.
今日の総裁選に投じられた無効票は2票。そのうち「中川秀直元幹事長」の名前が書かれた1票って誰のだろう?。神楽は「上げ潮派と小池女史は見捨てたが、後々のため布石を打った」小泉元総理が投じたんじゃないかと推測しますが。さてさて。未だに中川&小池コンビに未練な人をネットのあちこちで拝見しますが、「1票の人」がそういう「必要な手術の順番を弁えない原理原則論者」or「構造改革路線の盲信者」だったら話はそれまでですな。論ずるまでも無い、と。
今日の一銘柄
- 野村ホールディングス(8604):証券最大手で独立系。債券売買に強み。M&A仲介や自己投資を強化。証券市場の低迷に加えて、サブプライム事業でのポカ、中国人社員によるインサイダー事件など何かとインケツ続きの野村證券ですが、先日破綻した米リーマンブラザーズのアジア部門を入札で落札した模様。足元でこんだけ業績悪化させていながら、それでも貪欲にリスクテイク&チャンス獲得に向うその意気や良し。すんげー久しぶりに野村を見直しました。9/22終値は前日比125円高の1,430円。10月第2週中の目標株価1,580円。向こう半年間の目標株価1,850円。
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