豊川工高陸上部監督の体罰事件、学校ぐるみで隠蔽していたことが発覚 ~ 桜宮高事件以来、堰を切ったようにボロボロ出てくるなー

 大津のいじめ自殺事件と同じだ。「建前と言う澄んだ湖面の下には、常に真実と言う泥が溜まっている」。皆それは分かっているけど、湖底の泥を掻き出すと、湖全体が濁って見れたもんじゃなくなるから、手を出さない。湖を濁らせた責任を誰も取りたくないからね。

 かと言って、「皆がやらないなら、俺が泥を掻き出してやるよ。湖の水ごとな。水中の魚も死ぬけど湖が全部綺麗になるなら別にいいよね!」でも困るんだわ。手段の目的化、加えて性急かつ独善的なやり方の採用は、少なくとも為政者が採るべきスタンスじゃない。

 そんな独りよがり馬鹿は誰のことかって?。お前のことだよ。橋下徹。

豊川工高陸上部監督が繰り返し体罰 学校ぐるみで隠す

 高校駅伝の強豪校で知られる愛知県立豊川工業高校の陸上部監督の教諭(50)が部員に繰り返し、体罰を加えていたことが分かった。部員の中には、体罰が原因で転校したり、退学したりした生徒が昨年、計2人いたが、県教育委員会へは報告せず、学校ぐるみで隠していた。今月25日になって報告を受けた県教委は同日、この教諭による陸上部への指導を自粛させるよう、学校に指示した。

 同校の竹本禎久校長が26日、記者会見して明らかにした。竹本校長によると、昨年7月下旬、陸上部が長野県で合宿中に、低血糖でふらふらしていた男子部員の顔を監督が平手で2発たたいた。部員は鼓膜に傷がつく2週間のけがをしたうえ、ショックを受けて9月に転校した。

 さらに昨年10月、ほかの生徒が見ている前で、女子部員を2、3発平手打ちした。この部員はその後、登校できなくなり、12月末で退学した。

 竹本校長は、この2件の体罰を発生直後に把握したが、「保護者や生徒に『伏せておいてほしい』と求められた」として、今月25日まで県教委に報告していなかった。

 また、陸上部監督は昨年4月からこれまでに2人以外にも、約30部員のうち10人に対して、平手打ちや蹴るなどの体罰を繰り返していた。10人への体罰は、県教委が今月上旬に全県立高校に指示した調査で、発覚した。

 この教諭は2009年7月に陸上部の男子部員に対してデッキブラシを使って体罰を与え、けがをさせたとして訓告処分を受けている。

 県教委体育スポーツ課は「調査の結果、体罰が繰り返されたということが事実ならば、真摯(しんし)に受け止めて厳正に対処したい」と話している。

 豊川工高陸上部は、男子が11年まで全国高校駅伝に14年連続で出場し、04年に準優勝、05、06年は3位に入っている。

(1月26日 朝日新聞)

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