自民党政権であればこれらの悪は表沙汰にならなかった件について

 一応先に申し上げますと、神楽は小泉政権下における構造改革路線支持者です。理由は彼らが目指していたものが、小さな政府の実現による国家財政の健全化、そして同時に競争社会におけるセーフティネットの整備だったから。

 小泉政権が格差社会やワーキング・プアを生んだと寝言を言っている人がいまだにいますけど、とりあえず彼らには、「2000年前後からの労働市場の傾向について少しは勉強してから口を開け」「今民主党政権が整備しようとしている非常用労働者向けセーフティネットは、小泉政権当時から議論されていたんだよ。おまいら(ぶっちゃけると霞が関)が●●さえしなけりゃ、派遣村なんて茶番が起こる前に問題の大半は解消していた」と言っておきましょうか。あと、郵政民営化についても、「小泉後、●●が整うまで自民党政権三代が守っていた郵貯をあっさり米国に売り渡したのは、つい先日、CIAにキン●マ握られた民主党の小沢一郎幹事長様(当時)ですが何か?」と言っておきましょう。ついでながら。

 ただ、これらの「事実」について殊更言及するのは本エントリーの目的ではありませんので、これ以上は止めておきます。今日触れたいのは、奇しくも今日という同じ日に起こった二つの出来事について。一つ目は、日本振興銀行の破綻とそれに先立つ経営陣+αによる悪行の数々の露呈。二つ目は、障害者団体割引制度を悪用した郵便不正事件における厚生労働省元局長・村木厚子被告の無罪判決。率直に言いましょう。関係者GJ。小泉純一郎元総理の子飼い二人、竹中平蔵氏と飯島勲氏が絡んでいるこの二つの事件の闇は、残念なことながら自民党政権下では、表沙汰になることはなかったでしょう。重ねて残念なことながら、この点に関しては民主党政権成立の功を素直に認めざるを得ません。あー悔しい。悔しいけどGJ。GJだけど、自民党&構造改革支持派からするとやっぱ悔しい。うーむ(^^;。

振興銀、民事再生法を申請=預保機構は経営責任追及へ

 経営破綻(はたん)した日本振興銀行は10日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。これにより同行の財産は凍結され、預金保険で保護される1000万円までの預金とその利子の払い戻しを除き、債務の弁済が禁止された。1000万円を超える預金については、1年以上かけて最終的な払戻額を決める。破綻処理に伴い、預金保険機構が同行の経営権を取得。記者会見した田辺昌徳理事長代理は、「旧経営陣の職務執行状況を調査し、民事・刑事上の責任を追及する」との方針を表明した。

 振興銀は同日、破綻処理に備えた預保機構の100%出資の受け皿銀行(第二日本承継銀行)と事業譲渡契約を締結。一時は10年物で2%を超えるなど突出して高かった定期預金金利は、8カ月後をめどに事業譲渡が実行された時点で、0.2~0.3%とメガバンク並みに引き下げられる。

 また、振興銀は、外部識者による特別調査委員会の調査結果を公表した。それによると、木村剛前会長が理事長を務めた「中小企業振興ネットワーク」に参加していた企業向けの融資残高は、6月末時点で2308億円。貸出総額(4479億円)の半分以上を占めていた。

 さらに木村前会長は、同ネットワーク参加企業の人事・財務などの一挙手一投足まで経営に介入しつつ、参加企業を経由した「迂回(うかい)融資」をはじめ、多くの問題取引を行っていたことが判明。財務悪化につながるゆがんだ経営実態が明らかになった。

 小畠晴喜(筆名・江上剛)社長は会見で、「預金者や融資先などに深くおわびする」と謝罪、「業容・収益拡大に走った結果、いびつな経営になった」と反省の弁を述べた。 

(9月10日 時事通信)

<郵便不正事件>村木元局長無罪、検察主張認めず 大阪地裁

 実体のない障害者団体に、郵便料金割引制度の適用を認める偽証明書を作成したとして、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)=起訴休職中=に対する判決が10日午後、大阪地裁であった。横田信之裁判長は「村木被告が部下に証明書の作成を指示したとは認められない」と述べて無罪(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。

 村木被告は昨年、大阪地検特捜部に逮捕、起訴された。検察側の主張では、村木被告は04年6月、部下の厚労省元係長、上村勉被告(41)に対し、自称障害者団体「凜(りん)の会」(解散)に郵便料金割引を認める偽証明書を作成するよう指示。厚労省内で同会代表、倉沢邦夫被告(74)に偽証明書を渡した、としていた。検察側は、村木被告の上司を通じて、石井一・民主党参院議員(76)から証明書を発行するよう口添えがあり、厚労省が組織ぐるみで偽証明書を作ったとしていた。

 これに対し村木被告は「全く覚えがない」と逮捕時から一貫して無実を訴えた。今年1月に始まった公判で、証人出廷した厚労省職員7人全員が村木被告の関与を否定。捜査段階で村木被告の関与を認めていた証人からは「事実と違う供述調書に署名を強要された」と特捜部の捜査批判が続出した。

 村木被告の指示で偽証明書を作成したとして起訴された上村被告は「自分1人でやった。村木さんの指示はない」と証言した。

 検察側は、関係者が村木被告の関与を認めていた捜査段階の調書43通を証拠請求したが、横田裁判長は5月、「取り調べに問題がある。あらかじめストーリーを描き、検事が誘導した可能性が高い」として、上村被告の全調書など主要な34通の証拠採用を却下。村木被告の無罪判決は確実とみられていた。【日野行介】

(9月10日 毎日新聞)

 こうなるとですね、国民に迷惑かけ通しの民主党政権には、最後の功徳として、押尾学「六本木ヒルズ内高級売春組織」事件についても、キッチリ真相を表沙汰にして欲しいわけですよ。自民党政権時代は、惚れ惚れするぐらい露骨に真相と証拠の隠蔽と関係者の口封じが行われたプチエンジェル事件なんてものがありましたが、少なくともあれの二の舞は避けて欲しいですね。もっとも、某党だけじゃなく民主党内にも「義兄弟inヒルズ or 赤坂」が多ければ、真相の究明なんてとても無理な話かも知れませんが(苦笑)。

 ここで「【初音ミク】般若心経ポップ【HD720p】」を紹介。


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ありがたやありがたや。

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