石油開発業界では常識だが、どうにも納得いかない件について

 トラブルが発生した時、出資分に応じた責任を負うのは、石油開発業界の常識。だから、三井石油開発に今回の事故の復旧費用の請求が行くのは、同業界的に当然。一般常識的にどんなに「?」と思っても、これが山師業界の頃からの同業界のしきたり。

<米原油流出>BP 三井石油開発に処理費の一部負担要求

 米国・メキシコ湾の原油流出事故で、国際石油メジャーBPが、事故が起きた油田の権益を持つ三井物産の子会社、三井石油開発に対して、事故の処理費用として約1億1100万ドル(約98億円)の負担を求めていることが3日、分かった。

 事故を起こした油田は、BPが65%、米独立系石油会社アナダルコが25%、三井石油開発の孫会社が10%の権益を保有している。三井石油開発側が要求に応じるかどうかは現段階では不明。英紙などの報道によると、BPはアナダルコにも負担を求めているという。

 BPは、米政府と200億ドル(約1兆7600億円)規模の基金設立で合意したが、オバマ大統領は「これが限度額でない」と強調しており、追加負担も求める方針だ。このためBPの負担額は膨らむ可能性が高く、共同で権益を持つ三井石油開発への負担要求額も増える可能性がある。【井出晋平】

(7月3日 毎日新聞)

 だからと言って、いつまでも日本人が大人しく「ハイ判りました」とすぐにカネを出すと思ったら、大間違いだ。今回の事件に関しては、欠陥バルブ付きリグをおっ立てて事故を引き起こした韓国・現代重工業と、事故初期の対応でヘマこいたBP&スイス・トランスオーシャン、ついでに油田関係者から袖の下貰って工事のザルぶりを見逃した米国政府が100%悪かろーが。三井石油開発に尻拭いのカネを負担させる前に、せめてBPとヒュンダイ分だけでも責任の所在と負担額を明白にしろと。金額その他の具体的な話はそれからだ。

 つか、今回の件については、BPの厚顔っぷりより、現代重工業の開き直りっぷりの方が更に酷い。「保証期間の10年を過ぎた後の事故だから、俺たちゃ知らん」とばかりにホッカムリ。何処の世界に10年ぽっちでぶっ壊れるリグがある?。普通は25-30年はもって当然の設備だぞ?。あんたら、最近は世界の原子力発電所業界でも同じような安物販売+安請け合いメンテナンスで案件取っているけど、もしそっちの方でも今回のような事故を起こしたら、その被害は想像を絶するんだが、その覚悟はできて商売やっているのかと問い詰めたい。小一時間も要らないので問い詰めたい。問い詰めなきゃだめだろ>全世界の偉い人。

 ここで「Animelo Summer Live 2010 -Evolution- Theme Song (高音質) 」を紹介。


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やばい。自分のダメ絶対音感がやばい(笑)。

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