海外流出続くアニメ産業~無策が生んだ若手不足

 「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」などのヒット作を生み出してきたスタジオジブリ。だが、この夏休みに公開した「ゲド戦記」の興行成績は、伸び悩みぎみだ。7月29日の公開から8月20日までの興行収入は53億円、動員数は420万人で、興行元の東宝は「夏の邦画の中では最高ではあるが、『千と千尋』に比べれば6割程度の水準」と言う。

 「業界関係者はジブリなら100億円は堅いと見ていたが、それは難しそう。興行実績に対する期待が高すぎたとも言えるが、観覧客からは『内容が期待外れだった』との声も聞かれた」(日経エンタテインメント!編集部)という。

以下

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20060828/108714/?P=1

 特に2ページ目については耳の痛いことしきり。国際競争力の源泉を生み出す人間が正当に報われないという風評or事実が世間に「当然」と受け入れられ、広告代理店やメディアなど中間搾取業者が相応以上の収益を上げることが「仕方ない」と認識されている今の構造は、それが業界の常識であっても、やはりどこか間違っています。

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