気がつけば欧州勢が4分の3

 自分で予想やっといてなんですが、グループリーグやっている頃はこういう展開になるとは思いませんでしたよ。

 特にドイツ。バラックやアドラーが戦線離脱した大会前は、まさかここまで来るとはねぇ。それが、今じゃチーム状態では多分四強一。優勝候補筆頭と言っても過言じゃないですからねえ。怪我人続出の中で急速に進んだ世代交代が、こういう形で奏功するとは。だからこそ世界とサッカーは面白い、か。

ドイツがアルゼンチンに完勝、スペインは60年ぶりベスト4進出=W杯

 2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会は3日、準々決勝の2試合が行われ、ドイツ、スペインがベスト4進出を決めた。

 ともに優勝経験を持つ強豪同士、アルゼンチンとドイツの一戦。前回大会でも準々決勝で顔を合わせた両チームの因縁対決は、開始直後にFKからトーマス・ミュラーが頭で決め、ドイツが早々に先制点を奪う。ドイツはその後もダイレクトのパス回しで試合の主導権を握った。後半に入り、同点を狙うアルゼンチンはリオネル・メッシ、カルロス・テベスの個人技からドイツゴールに迫るが、チャンスを生かすことができない。攻めあぐねるアルゼンチンに対し、ドイツは23分、ミュラーのポストプレーから最後はミロスラフ・クローゼが押し込んで2-0。さらに、29分にアルネ・フリードリッヒがダメ押しの3点目を奪うと、終了間際にはクローゼがW杯通算14得点目となるゴールを決めて完勝。4-0の大差でアルゼンチンを一蹴したドイツが、ベスト4に駒を進めた。

 ベスト4の最後のいすを懸けて、優勝候補スペインがパラグアイと対戦。試合開始から多彩なパスワークを武器に圧倒的にボールを支配したスペインだったが、シャビ・アロンソがPKを失敗するなど、パラグアイの集中した守備の前にどうしても得点を挙げられない。

 対するパラグアイは、終始相手にボールを支配される展開ながらも、カウンターで何度となく好機を作る。前半41分にはバルデスがゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定。後半13分にはカルドーソがPK失敗と、あと一歩のところで決められない。しかし、両チーム無得点で延長戦かと思われた後半38分、スペインはペドロのシュートがポストに当たって跳ね返ったところをビジャが押し込み待望の先制点を挙げる。結局、これが決勝点となり、スペインがパラグアイに1-0で勝利。60年ぶりとなるベスト4進出を決めた。

 この日、勝利したドイツとスペインは7日に準決勝で相まみえる。

 6日には準決勝の1試合、ウルグアイ対オランダが行われる。

(7月4日 スポーツナビ)

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