正義の勝利はカタルシスと共にあってこそな第48話だった件について

トップをねらえ! Vol.1 [DVD]

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 「また、『トップをねらえ!』演出ですか!」も含め、感想を書き終えてアップしたら何故か勝手にログアウトしてやんの。下書きもろとも数時間の作業が全部パァ、超凹んでます。酷いよ「はてな」(TT)。

 何と言っても今回の「ハートキャッチプリキュア!」は、脚本:「シリーズ構成登場」栗山緑御大、演出・絵コンテ:「シリーズディレクター登場」広嶋秀樹&長峯達也両御大、作画監督:「キャラデザ担当」馬越嘉彦御大という、ハトプリスタッフ最強陣営が登板した第48話、「地球のため! 夢のため!プリキュア最後の変身です!」でしたからねえ。視聴時の感動が大きかった分、このトラブルによる喪失感は、正直ショックでかいっす。

 それはそれとして、期待にたがわぬ傑作、神回でした>第48話。特にBパートの戦闘シーンと花咲つぼみ嬢@CV水樹奈々女史が月影ゆり姐さん@CV久川綾女史を諌めるシーンは、シリーズ最高&屈指の名場面。「魔法少女まどか★マギカ」の魔法少女との比較も含めて、プリキュアのような正義の味方な魔法少女が得るべき、あるいは作中で彼女らを支持する層や観ている我々が感じるべきカタルシスについても色々と考えさせられました、その考察は上記の理由から消えてしまったので、とりあえず今回は、話中のネタ&注目部分だけ幾つか列記します。

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  • なみなみ@CV藤井ゆきよ女史と番君@CV置鮎龍太郎氏がそれ以上接近することは、お父さん絶対許しませんよっ!by船越英二。
  • ゆりっぺは、本当に泣き虫だなあ。
  • ダークプリキュア@CV高山みなみ女史、消滅。彼女の最後の言葉「おとうさん」と笑顔は、反則級の萌え要素。
  • 自分より妹、お互いの存在を賭けて戦ったライバルを、最後に抱きしめる相手に選んだ父親に対するゆりさんの心情いかばかりか。
  • とりあえず、サバーク博士こと月影パパン@CV楠大典氏は、ゆりさんの「どこ」の「何」を使ってバロキュアさんを作ったのか、白状してから成仏しやがれってんだバーロー。
  • 悪の首領が乾いた拍手と同時に現れるのは、お約束。

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  • サラマンダー男爵とオリヴィエ、まさかのゲスト出演。
  • 月影一族は武門の家系。ちぃ覚えた。
  • 正義の勝利はカタルシスと共にあってこそ。正義のヒロインの戦いは、私利私欲私怨に惑わされず、清く正しく美しく、大切な者/物への愛のために。たとえ、それがヒロイン本人達にとっていかに悲しみに満ち、不本意不条理なものであったとしてもだ。
  • 「お願い!ユリ!戦ってーっ!」byハナサキ・ツボミ(違)。
  • よく考えてみると、第1話のムーンライト姐さんはコロンを殺された憎しみで戦って敗退。第47・48話は同僚への想いや守るべき者への愛で勝利なのか。つぼみ嬢の「憎しみのままで戦えば、きっと負けてしまう」という言葉は、その意味からも示唆的だなあ。
  • 二人の背後で流れるのは、第36話、第38話に続いて3度目のそして恐らくは最後の「HEART GOES ON」。さらに、キュアマリン@CV水沢史絵女史とキュアサンシャイン@CV桑島法子女史の合流。プリキュア陣営最後の総力戦へ。胸熱。

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  • 合流したマリンとサンシャインのプリキュア・フローラルパワー・フォルティシモを見て、「私たちも」「フォルテシモする?」「する!」と目と目で通じあえる仲になったつぼみ×ゆりっぺ。一人でもフォルテシモを放てるムーンライトが、共にその技を放つ戦友としてブロッサムに心を開いた瞬間。うむ、アリだな。
  • デューン様@緑川光氏の憎たらしい演技に◎。戦闘中、赤銀の石破ラブラブ天驚拳あたりから苦戦に転じるにつれ、徐々に表情が険しくなり、狂気が増してゆく砂漠王の変化に◎◎。今回の戦闘シーンの作画・原画は本当に凄い。一切の手抜きなし。
  • 皆本当によく動いて見どころ万歳の戦闘シーン。力のマリン、技のサンシャイン、武のムーンライト、そして魂のブロッサム万歳。
  • プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモのW急降下突撃のシーン、ほとんど「ガンダム」のノリ。あれはやっぱり椛島洋介氏をはじめとしたお歴々のお仕事か?
  • 「今、万感の想いを込めて!」汽笛が鳴る…もとい、プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラ炸裂。そういや、オーケストラさんって何気にメーテルに似てるよね。
  • 次回予告の対デューン様(多分本体)戦のスーパーシルエット・プリキュア。宇宙空間での羽の揺らめきがモビルスーツのスラスター炎に見えてしょうがない。
  • 今回は喜怒哀楽全ての要素において一級品、本当に面白かった。次回の大団円では、砂漠の使徒三幹部やクラスメートのその後をおもいっきし描いてくれていると嬉しいです。
  • 最終話サブタイトルは「みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュア!!」。つぼみ嬢&キュアブロッサム、最弱から最強へ。いいねえ。これこそが、本作を巡るもう一つのカタルシスだよ。

 ここで「HEART GOES ON 第48話ver.」を紹介。


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東アニの本気。

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