最後に効いたのは経験差と気合と根性

 韓国は健闘した方。ぶっちゃけ、ウルグアイに弾かれ×2の末に後半足が止まったら、アルゼンチン戦の二の舞になるだろうなと思っていたもんで。ただ、最後は経験の差が出ちゃったね。最後のパワープレーの時間帯は前線に2-3人しか出てこれなくなっていたもん。あれは韓国側のゲームプランのミス。あの時点で韓国の勝ちは無くなった。ウルグアイはグループリーグの出出しこそイマイチだったけど、ここに来て調子を上げている感じ。南米予選3位は伊達じゃないってところか。

 アメリカvsガーナ戦は、予想が外れてガーナが勝利。終始押していたのはアメリカだったけど、なんとか延長まで持ち込んだガーナが最後の最後にやりやがりました。アレはもう技術とかそういうレベルの話じゃないね。気合と根性のなせる技。その点でアメリカが劣っていわけじゃないけど、あの一瞬だけガーナの、否、ギャンのそれがアメリカDF陣を上回った。そんな試合でした。まさに国家の威信と選手の意地をかけたガチンコ勝負。いいものを見せてもらいました。予想は外れて悔い無し。

 今夜半の2試合、ドイツvsイングランド、アルゼンチンvsメキシコは、ドイツ&アルゼンチンが順当に勝ち進むと予想。前者は、接戦での強さにクローゼの復活効果が乗るドイツが有利。後者は、もともとの地力差に加えて、前試合で主力選手を温存したアルゼンチンで決まり。波乱が起きるとすれば、前者かな?。

ウルグアイ、ガーナが8強進出 韓国は惜敗=W杯

 大会16日目を迎えた2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会は26日、決勝トーナメント1回戦の2試合が行われ、ウルグアイ、ガーナが準々決勝に勝ち進んだ。

 自国開催以外のW杯で初めてグループリーグを突破した韓国は、南米の古豪・ウルグアイと対戦。ウルグアイは前半8分、ディエゴ・フォルランのクロスからルイス・スアレスが左サイドネットに突き刺し、先制点を奪う。韓国もパク・チソンを中心に反撃に出ると後半23分、左サイドのFKから最後はイ・チョンヨンが頭で押し込んで同点。その後も勢いに乗る韓国が攻勢に出るが、ウルグアイの堅守を崩せない。すると35分、コーナーキックのクリアボールを拾ったスアレスが右足で決め、ウルグアイが勝ち越しに成功する。韓国は最後まで同点を狙って攻めるが、ウルグアイも必死の守備で得点を許さず、2-1で勝利したウルグアイがベスト8進出を決めた。

 米国とガーナの一戦では、前半開始早々にガーナがケビン・プリンス・ボアテングのゴールで先制する。米国も後半開始から選手交代でリズムをつかむと、17分にクリント・デンプシーの突破で得たPKをランドン・ドノバンが落ち着いて決めて同点。その後、両チームともにゴールを挙げられず、今大会初の延長へ突入した試合は、ガーナが延長前半3分にアサモア・ギャンが決めた1点を守り切って2-1で勝利。アフリカ勢最後の砦として、初の準々決勝進出を決めた。

 大会17日目となる27日は決勝トーナメント1回戦のドイツ対イングランド、アルゼンチン対メキシコの2試合が行われる。

(6月27日 スポーツナビ)

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