日本航空のB787が米ボストンのローガン国際空港でボヤ ~ 火を噴いたLi-ion二次電池を作ったのはどこのメーカーだ?

記事内では同種の事故は、他機では起こってないと言ってるけど、実のところ、「ドリームライナー」全体で電気系統の事故が連発していることは、公然の秘密。その原因が、今回火を噴いたLi-ion二次電池の過放電や絶縁不良、BMSその他の周辺部品の欠陥によるものだとしたら、結構シャレにならん事態だぞ。

ちなみに、ボーイングにはGSユアサが「ドリームライナー」用のLi-ion二次電池を納入しているはずなんだが、まさか…いやな予感がするなあ…。

<日航>ボストン到着のボーイング787でぼや…けが人なし

【ニューヨーク草野和彦】米東部マサチューセッツ州のボストン・ローガン国際空港で7日午前10時半(日本時間8日午前0時半)ごろ、成田から到着した日本航空の旅客機ボーイング787の客室後方で煙が出ているのを整備士が発見した。出火は乗客172人、乗務員11人の計183人が降りた後で、地元消防隊が消火活動にあたり、けが人はなかった。日本航空によると、補助動力装置用のバッテリーから出火しており、米国家運輸安全委員会と連邦航空局が原因を調べている。

787は「ドリームライナー」の名前で知られる最新鋭旅客機で、補助動力装置のバッテリーは、機体後方の電気室内に設置されている。空港を管理する州港湾局の防火責任者はAP通信に「何らかの原因でバッテリーが過熱、着火した」との見方を示した。電気室内は約20分間、燃え続けたという。

AP通信によると、787には二つのリチウムイオン電池が使用されており、うち一つが補助動力装置用。リチウムイオン電池は過去に積み荷として空輸中に貨物機内での出火原因と疑われた事例があるという。

日本航空によると、出火した機体は先月21日に引き渡されたばかりの新造機。製造したボーイング社は、787で同様のトラブルの報告はないと説明しているという。国土交通省は8日、日本航空と全日空に787全機の補助動力装置用のバッテリーを緊急点検するよう指示した。

(1月8日 時事通信)

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