日本人学校に現地生徒を本格受け入れ、規律教育に評価高く

 国内の公教育システムは、「ゆとり」弊害やらモンスターペアレント出現やら疲弊先生続発やらで崩壊寸前なのに、海外の日本人学校は高評価とは何と言う皮肉(^^;。古き良き日本教育のDNAは、海外の高水準/高所得層にしか引き継がれていないのかと、ちょっと鬱気分。

 まあ気分的なところはさておき、これを機会に米国のフルブライト留学のような「親日セレブ育成」システムが生まれ育ってくれるといいですね。巧く転べば、相変わらずの外国下手・日本が、半世紀先にちょっとはシタタカな人脈を作ることが出来るかもしれないし。

 政府は世界各地の日本人学校で現地にいる外国人の子供を本格的に受け入れる方針を固めた。

 「規律を学べる」として日本式教育への評価が中東などで高いことを踏まえた措置だ。

 海外在住の日本人の子弟らを教育する日本人学校は政府の支援を受け、日本人会と保護者代表らによって運営されている。文部科学省によると昨年4月時点で、世界50か国・地域の計84校の日本人学校のうち、現地語と日本語を併用する「国際学級」を設け、現地の子供を受け入れたのは中国・上海やソウルなど23校だったが、人数は計98人にとどまっている。日本人の子供約1万9000人の0・5%に過ぎない。

 これに対し、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国は、2006年から自国の幼児を日本人幼稚園に入学させている。今後、入学者全員を現地の日本人学校の小中学部に進学させ、高校からは日本に留学する計画を進める。カタールは、自国の子供が日本式教育を受けられる学校の設立を日本に打診中だ。

(1月20日 読売新聞)

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