振り込め詐欺、福井県の男性が1億4500万円被害

 通信講座の受講経験のある福井県内の30歳代の男性会社員が、受講料の回収業者を装った男から「未払い金があるので遅延金を支払ってほしい」と電話で言われるまま、昨年8月から約半年間に1億4500万円をだまし取られていたことがわかった。

福井県警が振り込め詐欺事件として調べているが、1人の被害額としては最高額とみられる。

調べでは、同8月、男性宅に受講料回収業者を名乗る男から電話があり、数十万円を要求。男性は数年前に宅地建物取引主任者の資格取得用など複数の通信講座を受けており、その費用と思い込んで指定された銀行口座に金を振り込んだ。

その後も「まだ未払い金がある。きちんと解約手続きをしないと、支払いが続く」「解約手続きが終われば、9割を返す」などと度々、電話があり、男性は今年3月までに計160回送金。要求額はエスカレートし、1日に500万円を送金したこともあったという。

男性は同月下旬、知人に相談してようやく被害に気付き、警察に届けた。

男性の実家は資産家で、金の工面を家族に頼んだこともあり、「解約に手間がかかるものと思った。金は返すという言葉を信じて、ずるずる払い続けてしまった」と話しているという。

(読売新聞) – 4月24日

どこから突っ込めばいいものやら。とりあえず、本当にいるんだなあ。「世間知らずの金持ちボンボン」という人種。

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