元ネタは古株ローディストなら分かってくれると信じてる。分かってくれなくてもいいけれど。そんな、嵐馬破天荒氏は今どこに！？という想いと共に今日も視聴する、シリーズ通算放映300回オメ！な「ハートキャッチプリキュア！」。脚本：「マリー＆ガリーの人」井上美緒女史、演出・絵コンテ：「東アニ映画監督常連の人」志水淳児御大、作画監督：「TAPの実力NO.1の人」ポール・アンニョヌエボ＆フランシス・カネダ御大（もしかして初作監？）という色々とチャレンジングな布陣だった第8話、「カリスマモデルのため息！って、なぜですか？」。
で、結論、「ブロッサムは昭和のかほり」。まずは感想。
＜アバン＞
- 来海家のとある朝の風景からスタート。和洋折衷パステルグリーンなリビングとはなかなかいいセンス。その中で繰り広げられる、「寝起きパジャマ＆アホ毛状態、完璧姉にちょっとジェラって突っかかる妹」来海えりか嬢＠CV水沢史絵女史と、「初心な乙女も見惚れるカリスマモデルにして、突っかかる妹を難なく受け流す業界歴ウン年な姉」来海ももか嬢＠伊藤静御前の、よくある対比的＆お約束的展開。まあ何だ。こんな「実は仲のいい」姉妹はそうそうないぞ、と。
- ちなみに、作中の描写はどうあれ「相撲は序二段」。完成された美しさのもも姉ではなく、原石の輝きを放つえりか嬢を選ぶのがヲタ的には「通」。そうですよね？＞ALL。
- なお、来海流之助パパン＠CV遠近孝一氏は、今日もやっぱりダメダメ人間でした。
＜OP＞
- OPは引き続き映画「プリキュアオールスターズDX２ 希望の光☆レインボージュエルを守れ！」の販促バージョン。ネタばれは続くよどこまでも。
- 前回OPのSS組に続いて、今回はフレッシュ組が何気にプッシュされていますな。あと、もも姉とさくらママン、誰かに似ていると思っていたら、美希たん＠フレッシュなのな。ママンの後ろ姿はコブラさんにも似てるけど（ぉ）。
- どうでもいいけど、キャラクター下着CM、時期的にちょっとヤバくね？
＜Aパート＞
- 朝からテンション低いえりか嬢の心を知らず、その心の傷を抉りまくる花咲つぼみ嬢＠CV水樹奈々女史。お隣なのに未だにもも姉のことを知らんとは、なんという浮世離れ。あと今回登場の「BiBi」4月号の元ネタ「ViVi」＠650円は、今度の5月号が690円です。何気に設定の芸が細かいですねー。
- 2話で公開処刑された本音のまま、姉（＆母親？）へのコンプレックスに鬱々とするえりか嬢。らしくないねえ、と思っていたら、無意識に淫獣を使ってストレス発散。らしいねえ(^^)/。先ほど地雷を踏んだつぼみ嬢、ここでススッとフォローに入るあたり、気配りできる子なのかそうじゃないのか、よーわからん。とりあえず、えりか嬢は牛乳を飲んで、背を伸ばすとともにバスト増量だ。それで、モデルへの道は拓けるかも知れない。拓けないかも知れないけど。
- 一方、午前中のお仕事を終えて学校に重役出勤のもも姉。その圧倒的な存在感と人気・ブランド力のために、学校中で距離を置かれて浮きまくり。これって、一種のイジメじゃね？。そんな、独り寂しくお弁当を食べているもも姉の前に現れたのが、
- もも姉の学内唯一（？）の親友・キュアムーンライ…もとい、月影ゆり嬢＠CV久川綾女史。メガネクール！…いいどすなあ。二人でベンチのシーン、ゆり嬢に対するもも姉のオープンハートっぷりが、いちいち百合なスメルでいいどすなあ。ところで、ゆり嬢が予定通り公式に「復活」したら、久川女史って、セーラー戦士とプリキュア両方を演じた唯一の声優さんになるんだろうか？。
- そんなゆり嬢の顔見世が終わり、再び独りぼっちのもも姉。ファッション部の部員と仲良く学生ライフを満喫している妹の姿を目にして、彼女は何を思うのか。もも姉の斜め後ろから引くカメラからの描写が良し。どうでもいいけど、モデルがプライベートな姿、写メさせていいの？。
- もも姉の姿にハートキャッチされた部員の願いをかなえるべく、黒歴史ノートの姉への披露と引き換えに、もも姉のロケ現場への見学許可をGETしたえりか嬢。なんだかんだと部長だねえ。しかし、その被害妄想ぶりはどうかと思うが。
- 砂漠の使徒の3馬鹿もとい3大幹部の皆さん、暇そうです。サソリーナさん、その発言を水着回の布石に是非。コブラージャさん、言っていることは正論だけど、説得力がありません。クモジャキーさん、軟弱嫌いなのは分かったから脱ぐなよ。褌姿になんかなるなよ。URYYYY！なんて吠えるなよ。絶対だぞ。
＜アイキャッチ＆CM＞
- カードダスのCMは初めて？。
＜Bパート＞
- もも姉のロケ現場から場面スタート。バックで流れる挿入歌はえりか嬢のキャラソンか。なんという変な歌！。購入決定。
- 特別待遇にはっちゃける部員3名とそのおもちゃにされるえりか嬢。その4名を一歩引いたところからケア…しきれない、ちょっと押しの弱い常識人つぼみ嬢。そしてそんな5名に寂しげな眼差しを向けるもも姉1名。ふむ。
- そんな微妙な距離感の描写…を、台無しにしたのが、
- 突然空から降ってきた、土佐弁をしゃべる謎のアニメ店長大幹部（自称）！。あ、あやしぃーーっ！！。アメリカ大統領なら即射殺命令もんのアヤシサで、クモジャキーさんが登場。衆人環視もなんのその、もも姉を被害者にデザトリアンお出まし＆いつもの公開処刑タイムスタート。もも姉の苦しみの原因をズバリ言い当てたりと発言は一々もっともなんだけど、やることは相変わらず無茶苦茶です。この人。
- もも姉の化粧品をコアに生まれた今回のデザトリアン。過去2回のデザトリアンと比べると、単調な近接戦闘のほかは煙幕+ホーミングミサイルといささか芸に欠けるところこれあり。その代わり、余裕をぶっこいた主人公sが色々と大暴れ。
- キュアブロッサム、いきなり新技2つを披露。
マリンシュートのパクリ技新技その1・ブロッサムシャワーはともかく、新技その2・ブロッサムフラワーストーム、それなんて超電磁スピン＠超電磁ロボ コン・バトラーV？。「同じ技は効きません！」。それなんて聖闘士？。挙句に「その手は桑名の焼きハマグリです！」。ブロッサムいやつぼみ嬢。貴女、一応平成生まれのはずだよな？(^^;。どうしてそんなにネタが昭和なんだ！？。キュアマリンの決め台詞「海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!」披露のインパクトも吹っ飛ぶ、ブロッサムのババ臭さ。うーむ。 - そのフラストレーション解消もあって（嘘）、マリン単独でいつもよりマニ車をまわしております！で事件解決。今回のデザトリアン敗北について、クモジャキーさん曰く「メイクじゃなんじゃというのは軟弱ゼヨ！」。その軟弱なのをコアに選んだのアンタやん。言い訳カコワルイ。
- 解放されたもも姉、デザトリアンに本音を叫びまくってもらったおかげか、有名人の贅沢な悩みを少しふっ切り、前向きに友達作り宣言。姉の本音を耳にしたえりか嬢も少しコンプレックス軽減。黒歴史ノートを褒められて素直にデレるあたり、可愛いなあ！もう。
- ラストシーンは、2話で回収されたえりか嬢の心の種と、今回回収されたもも姉の心の種が寄り添うの図。今の二人の距離感を描写しているようで「これはいい」by千利休＠へうげもの。今回の心の花は「ダリア」。花言葉は「華麗」。なるほど。でも、ダリアの花言葉って、「移り気」「気まぐれ」でもあるんだがな(^^;。将来、もも姉-ゆり嬢-ダークプリキュアの三角関係になったら、さてどうしましょう？（どうにもなんねーよ）。
＜ED＞
- 来海さくらママン、セリフ付きで登場。CV氷青女史なのな。小竹＠どれみかー。何もかもが懐かしい。
- フィリピン在住の原画陣、よく頑張った！。
＜次回予告＞
- さーて、来週の「つぼみさん」は？
- 「こんにちは薫子です。今回つぼみがババ臭かったのは私の影響です。ごめんなさい。多分これからも昭和なネタ満載でしょうから、お父さんやお母さんは、お嬢さんにネタ解説してあげて下さいね」。次回は「つぼみはおばあちゃん子」「えりか、表情三段変形」「コブラの砂風呂はつらいよ」の3本です。
- というのは冗談の、ハートキャッチプリキュア！第9話、サブタイトル「スカウトされたお父さん！お花屋さんをやめちゃいます！？」。つぼみ嬢の誕生日か何かの記念日と、これまでの花咲家の歴史が語られる展開になるんですかね？。
今回の第8話。王道と言えば王道。敢えてひねる必要もないエピソードなので、話の練り的にはこんなものかな？。来海姉妹については、できればあと1回位は、衝突なり葛藤なり経由の成長エピソードを入れてあげて欲しいものです。
ここで「【ちびまる子ちゃんで】さくらのあめ【描いてみた】」を紹介。
3月もそろそろ終わりですね。
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