宮崎談合 安藤前知事「政敵に仕組まれた事件。潔白」

 安藤前知事は6日、毎日新聞の電話取材に「政敵に仕組まれた事件だ。身の潔白には自信を持っている」と強い口調で語った。また「今から自分の県政をと思っていた。だから悔しい」と心境を語った。

 安藤前知事は「(談合の)指示はしていない。だから自信がある」と強調。逮捕された複数の県幹部らが「知事に指示を受けた」と供述しているとされることについては「(捜査当局に)言わされているのではないか」とも話した。

 そのうえで「談合は絶対あってはならないこと。江藤(前出納長)さんらには『やってませんよね』と何回も確認した。みんな『やっていない』と言っていたので信頼していた」と述べた。

 来年1月の出直し知事選への対応については「後援会の意向次第」としたうえで「私はまず今を闘わなきゃならない」と語り、出馬の見送りも示唆した。

(毎日新聞) – 12月8日

 この手の「責任転嫁陰謀論」は聞き飽きた。ていうか、ミラーマン植草氏もそうだがこの手の自己弁護厨は、目の前の敵orこれから敵に回す対象に下手な言質(「~は~による陰謀」「~からの強制」)を与えたり、突っ込む余地を与える行動を取ることで、以後の対検察戦略の幅を自ら狭めているってことに気付いているのかな?(例:植草氏の自縄自縛的長期拘留)。

 こういう時は「私はやってない。潔白だ」だけでいいんだよ。頭良すぎて苦労が足りない植草氏はともかく、安藤前知事は黒木のオヤジと松形元知事の「前例」を見ていれば、その手の機微は門前学習してそうなもんだがなあ。

安藤・宮崎県前知事を逮捕、複数入札で談合容疑

 宮崎県の官製談合事件で、県警は8日、県政トップの主導で談合が行われたとして、安藤忠恕(ただひろ)・前知事(65)(4日辞職)を競売入札妨害(談合)容疑で逮捕、県庁の知事室や知事公舎など9か所を捜索した。

 公共工事の入札を巡り、この1か月半で逮捕された発注時の知事は、福島、和歌山県に続いて3人目。安藤容疑者は「談合に関与した事実はない」と否認しているという。

 調べによると、安藤容疑者は前出納長江藤隆容疑者(63)らと共謀。昨年11月と今年7月に行われた県道災害復旧事業と河川激甚災害対策特別緊急事業の二つの橋梁(きょうりょう)設計業務の入札で、二本木(にほんぎ)由文被告(56)(競売入札妨害罪で起訴)が社長を務める、情報処理・建設コンサルタント業「ヤマト設計」(本社・東京)に落札させるよう、業者らとともに談合した疑い。

(読売新聞) – 12月8日

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