嘉田由紀子@日本未来の党代表、ボロ出すの早過ぎな件について

小沢一郎の神輿は今度も「軽くてパー」だった件について(2012/11/30)

 昨日のエントリーでも、党運営についての小沢一郎の関与度の大きさをわざわざ口にした、嘉田女史の粗忽さについて言及しましたが、案の定、日本記者クラブの党首討論会でその点に突っ込まれたら、「小沢さんを使いこなす。小沢さんを使いこなせずに官僚を使いこなすことはできない」と余計な言質を獲られる始末。これ、前回の発言と合わせ技で、「党主流派の小沢と『はぐれ民主党』勢力を動かせないようなら、国政も動かせない」と自分で宣言しているようなもんだと、気付かないのかね。この人は。

 この時点で、「未来」の実務体制の歪さを、政治家じゃなくても普通の有権者は100%理解する。そして有権者は連想するのさ。過去の小沢の「やり口」の歴史を。そのネガティブ・インパクトまで連想して発言できないような人が、どうして小沢を動かせるよ。

 まあ、いいや。ここまでは分かっていたことだから。彼女が「軽くてパー」な神輿であることは、ほぼ万人が織り込み済みの事実だから。ただ、今回の下記の記事での発言は、予想の斜め上と言うか、ブレるブレない以前に、発言の中身が前後で矛盾してないか?。「条件が揃えば原発は再起動させる」「が、核廃棄物が増えることは許さない」って、なんじゃそれ?。本当の優先順位はどっちなのよ?。大飯原発の一件から考えれば、前者だろうと容易に想像はつくが、となると…あれ?(笑)。

 ていうか、まさかこの人、空母からB52を飛ばせると言い放ったり、「パトリオット」ミサイルを弾道ミサイルといっしょくたに考えていたどこぞの党首さんのように、原発の事をまともに理解しないまま、「原発反対!反対!」言っている類の人じゃあるまいな。もともとの支持母体は、その党首さんの党と結構かぶっているけど。曲がりなりにも教授さん上がりだし、流石にそれはないと信じているけど。一応。

(12/1 PM6:56追記)

 午前中の「再起動容認発言」が騒ぎになったもんで、午後に慌てて発言修正という醜態を晒す嘉田代表。ダメだこりゃ。

嘉田代表、原発再稼働容認に言及=「第一声」、未来も福島【12衆院選】

 日本未来の党の嘉田由紀子代表(滋賀県知事)は1日午前の読売テレビの番組で、原発再稼働について「原子力規制委員会が安全性を担保し、必要という判断を政府がした場合は再稼働になる」と述べ、容認する可能性に言及した。

 嘉田氏は、規制委が安全基準を定めていない現段階では再稼働は認められないとの立場だが、未来は「卒原発」を前面に掲げて衆院選を戦おうとしている最中。再稼働には党内に強い異論もあり、嘉田氏の発言は波紋を広げる可能性がある。 

 ただ、嘉田氏は番組で「安全基準があるなら(原発は)動かしていいというのは、理屈として正しそうだが、私たちはまずは(核の)ごみをこれ以上増やさない」とも語った。

 嘉田氏は番組後、記者団に、4日公示の衆院選の「第一声」は福島県内で行う意向を示した。

(12月1日 時事通信)

 とにかく、「未来」って、DNA的な母体である民主党や社民党の悪癖「耳触りのいい八方美人な二枚舌公約で、大衆を籠絡しようとする」を、キッチリ引き継ぎ過ぎ。挙句に左翼系イエローペーパー使って、比例だけで70議席以上獲れるとか吹いてるけど、「十分に左系バイアスがかかり済みの」東京新聞の直近調査で支持率6%の政党が、どうやって比例で70議席以上も獲れるのよ。いいとこ、15-20議席の水準だぞ。目標の実現性を語るに際しては、相応に具体性と説得力のある施策案とワンセットでやってもらわんと、聞いてる方が疲れる。

 あと、小選挙区における浮動層3-5%シフトによる「未来」への追い風を語る向きもあるけど、あれって、基本、上位で競っている比較二大政党間での話だから。今の段階じゃ、民主党や「日本維新の会」支持層から「未来」に票が流れるだけで、結局、自民党を利するだけなんだけど、そこらへん、ちゃんと分かっているのかな?。

 ここで「アイドルマスター 0711P 5周年合作 『5th Anniv. FESTA!』」を紹介。


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手描きのこの子たちも、よろしおすなあ★。

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