公僕が誇りを持って仕事をできない国に先は無い件について

本来、公僕に求められるべき資質は、実務に関する才能才覚もさることながら、「滅私奉公の精神」と「それが評価されることに対してインセンティブを感じる浮世離れな生き様」。多少足りないところはあっても、そういう奴ほど、最後には国のために働いてくれるもんだ。

にもかかわらず、現状はどうか。政治家や活動家の他罰主義の矢面に立たされて世間のバッシングに遭い、皆が自信を喪失している。加えて、硬直化した人事制度の下、民間以下のサラリーマン根性とセンセイ社会以下の肩書レース重視な連中しか生き残れないような現在の官僚組織じゃ、そりゃまともな奴ほどモチベーション下がってもしょうがないだろ。英軍に限らず、英国に限らず、日本以外の他国に限らず。

ここは倒産寸前の会社? =士官の士気、最低―英軍調査

【ロンドン時事】「賃金、手当のカットにとどまらず、クビ切りまでしている(倒産寸前の)会社のようだ」―。英国防省が軍人を対象に実施した今年の調査で、士官クラスの士気が過去最低を記録していることが明らかになった。

英国では金融危機を受けて支出削減が最優先課題で、アフガニスタンやリビアで「戦闘継続中」の軍も例外ではない。英紙サンデー・テレグラフによると、こうした結果、士気が低下していると半数以上の士官クラスが調査で回答した。

とりわけ空軍でその傾向が顕著となっており、士気が高いと答えた士官はわずか2%。70%は「低い」と述べた。海軍と陸軍でも「低い」と答えた士官は、それぞれ59%、48%に達したという。

ある上級将校は「これほどの士気低下は見たことがない」と嘆き、「(倒産寸前の)会社で働いているようなもので、組織にとどまる理由に疑問を感じている」と指摘。「しかも軍人は何かあれば戦地に赴き、命を投げ出すことが求められる」と不満げに語った。

(9月17日 時事通信)

この記事だけでは詳しく分からないけど、具体的に何に対して職業軍人達が不満を抱いているのか知りたいな。単に給料や処遇?社会的な評価?。日本の自衛隊に関しては、脳内正義な左巻き活動家や勘違い政治屋連中にイビられながらも、不満を言わずに身を処する面々の「美談」が良くネットなどで流れているけど、実際はどうなんだろうね。もし、彼らも英軍と同じような状態に陥っているとしたら、早々に対応しておかないと、一朝事が起きた時には手遅れになりかねないぞ。

ここで「2011年 秋アニメ紹介」を紹介。


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アンパイ&期待作と地雷が見事にごった煮状態だなあ。中間程々作が皆無ってのがまた凄い>秋クール。

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