人気のヱヴァ携帯、オークションで転売も 公式ブログで「悲しい」

 限定販売&配布で希少性を演出して購買層やメディアを煽った以上、転売屋のような「乞食の親戚」がエモノに寄ってくるのは当然なわけで。関係者が今さら「無垢な善人」気取っても、ぶっちゃけ違和感バリバリですよ。

 それにしても、先日の銀座・モーブッサンの安ダイヤ配布騒動といい、今回の転売騒動といい、一部消費者の性根のアレさは何とかなりませんかね。記事から流れてくる腐臭で、思わず鼻がヒン曲がりそうなんですが。

 6月27日公開の映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」とコラボレーションした携帯電話「SH-06A NERV」が人気で、予約販売分は即日完売した。

 ただ、一部が「Yahoo!オークション」(ヤフオク)などで転売されており、映画のプロモーションスタッフがブログ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版ブログ:破」で、「転売は悲しい」と心境を述べている。

 ヱヴァケータイは6月5日午前10時に予約受け付けをスタート。同日午後3時ごろには2万台の限定数に達し、予約を締め切った。

 ブログでは「朝早くからドコモショップにご来店いただいた皆さんにはご迷惑かけてしまい、申し訳ありませんでした」とわび、今後、一般発売もあると紹介。「高額商品ゆえ、良くご検討いただいて購入いただければと」と述べている。

 その上で、「オークションに上がってる転売品」が気になると告白。編集部で確認したところ、ヱヴァケータイはヤフオクで、10万円以上で取引されているようだ。

 ブログでは、転売目的で予約し、オークションに出品する“転売ヤー”について、「だって、そいつらのせいで、ホントに欲しいのに買えなくなる人が出てくるわけでしょ? そいつらがいなけりゃ、買えたのに。で、買えなかった元凶である転売屋のオークション出品物を、定価よりずっと高い金額で落札するって……それ、哀し過ぎますって……」と訴えている。

 ヤフオクには、ヱヴァ新劇場版とコラボレーションした箱根の観光マップ「ヱヴァンゲリヲン箱根補完マップ」も数多く出品されている。箱根の施設などで無料で配っているマップだが、ヤフオクには開始価格1円~1000円程度で出品されている。

 ブログはマップにも言及。「タダで配られた『箱根補完マップ』も1000円で出品って、何ですかいったい?」と憤り、「箱根で手に入れるのことに意味があるアイテム。レア物扱いで、高い値段付けるための箱根限定じゃない」と残念がっている。ただし、マップは「近日中に、もっと入手しやすくしてもらうよう、お話中」という。

(6月9日 ITmediaニュース)

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