フジテレビ、「『笑っていいとも!』ひな人形的当てゲームで謝罪」「『アイアンシェフ』3月で打ち切り」 ~ 両問題の根は同じ

 「過去の成功体験から抜け切れず、今の視聴者の空気も読めないまま、世間に喧嘩を売り続けた」フジテレビならではのドタバタだな。気づけば、周りに味方は誰もいませんでした、と。

「笑っていいとも!」が謝罪…ひな人形を的にする演出に「不適切」との声

 フジテレビ系「笑っていいとも!」内で、ひな人形を的にするという演出があったことについて1日、同局が番組内で謝罪した。番組終了直前に行われる「曜日内いいともCUP」コーナーでは今週の前半、ひな人形をかたどったパネルを的にするというミニゲームが行われており、インターネット上で非難が巻き起こっていた。

 1日の放送終了直前、金曜レギュラーを務める同局の生田竜聖アナウンサーは「今週の『いいともCUP』は、週の前半にひな人形の的を使用しました。皆様が大事にしているひな人形を的にするという演出は配慮に欠けておりました。誠に申し訳ございません」と謝罪した。

 本物ではないとはいえ、ひな人形をかたどった的を使用したことはインターネット上で「不適切」などと非難されており、28日の放送からは的を無地のパネルに変更していた。1日の放送でも、無地のパネルを使用した上でミニゲームは行われていた。(編集部・福田麗)

(3月1日 シネマトゥデイ)

『アイアンシェフ』3月で終了 今後は特番化を検討

 フジテレビを代表する番組『料理の鉄人』を13年ぶりに復活させた『アイアンシェフ』(金曜 後7:57)が3月で終了することが1日、都内で行われた同局の番組改編説明会で明らかになった。

 昨年10月に放送を開始したが、タイトル、放送枠、アイアンシェフとして登場した料理人たちが視聴者に浸透しないまま半年足らずでレギュラー放送終了となった。編成部長の立松嗣章氏は「『アイアンシェフ』はクオリティの高い番組であり、フジテレビの宝と言えるコンテンツ。現在、視聴率的に苦戦しており、放送枠の問題もあると思いますので特番化も検討、視野に入れながら次のステージに進めて行きたい」と説明した。

 編成制作局長の荒井昭博氏は最近の視聴者の傾向として、「新しいものへの拒絶がある一方、マンネリ嫌い」と新番組定着の難しさも語った。

 4月からは、バラエティー『人生の正解TV~これがテッパン!~』が単発企画から同枠のレギュラー放送に昇格。さまざまな“選択”をテーマに、生死を分ける危機的状況や日常生活で身に降りかかるリアルな問題について、“正解”を求めて検証していく。キャストは現在調整中。

(3月1日 オリコン)

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