ドラマ・プレミア@BS日テレ「真備庄介霊現象探求所シリーズ 背の眼」感想

  • 原作未読だったんで、最初の成海璃子&平山浩行のギャグっぽい演技や、本田博太郎のくどい演技から「トリック」みたいなノリのサスペンスなのかと思っていたら、普通のオカルトだったでござる。
  • 渡部篤郎、セリフ回しが「相棒」の誰かさんみたい。うーん。
  • 竜雷太と街田しおんは、自分の使われ方に一言二言文句を言っても許されるレベル。
  • 森脇英理子に憑依された佐戸井けん太が渡部篤郎と対峙するシーンで、佐戸井けん太の顔に死霊となった森脇英理子を被せるところとか、動く背中の眼とか、ああいう半端な特撮で茶を濁すくらいなら、役者に全ての要素を演技で表現させた方が数倍マシ。少なくとも佐戸井けん太クラスならその位は可能だろうに。
  • その意味で、ラストの駅舎内で「もしかしたら彼も佐戸井けん太と同じ轍を踏むんじゃ…」という雰囲気を一瞬匂わせた本田博太郎の演技は流石。あと、「精神的にエッジな状態になっている」渡部篤郎の亡き奥さんの霊の存在を匂わせる、子役・山崎竜太郎の霊視発言を止めさせるという、成海璃子の複雑な心境を彷彿させる演出も良し。
  • オカルトorホラーとしての部分はしょぼかったけど、全体としては及第点では。本田氏や佐戸井氏のようなベテラン陣の演技に救われた感はあるけどね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です