キュアサンシャイン最強最萌伝説スタート!な第23話だった件について

 ああっ!またキュアムーンライトさんの影が薄くっ!!。光が強くなれば影もまた濃くなるはずなのに、何ゆえにっ!?。と、ミス・辛気臭いサンへの哀憐の情を感じながら、「そんなことよりキュアサンシャインの変身バンク、オレによーし!お前によーし!」、まさに俺様ヘブン状態な「ハートキャッチプリキュア!」。脚本:「ハトプリ脚本陣では抜群の安定度と完成度」成田良美御大、演出・絵コンテ:「第15話に続いて生徒会長担当」畑野森生氏、作画監督:「ターニングポイント・エピでの超絶作画は任せろ」馬越嘉彦御大という、3人目登場にふさわしい力の入ったスタッフ布陣だった第23話、「キュアサンシャイン誕生ですっ!!」。

 で、結論、「最高!」。まずは感想。

<アバン>

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  • 前回から引き続き、明堂院いつき生徒会長@CV桑島法子女史から拉致られっぱなしのポプリ@CV菊池こころ女史。来海えりか嬢@CV水沢史絵女史のフォローなんてアウトオブ眼中で、可愛い物好き男の娘(違)のツンツンに懐柔完了&ビッチ化一直線。やはり、プリキュアの妖精はこうでなくてはな。
  • 解放されてからも発情しまくりのポプリ。深夜、花咲つぼみ嬢@CV水樹奈々女史の寝込みを襲って、水木しげるチックなビビビ往復ビンタで叩き起こし、「感じたでしゅ!」「ビビッとキタでしゅ!」と淫猥な言葉を連呼しながら、いつき嬢に夜這いを仕掛ける宣言をするその姿、まさしく淫獣の本領発揮と言うべきか。
  • ここでアバン終了。作画よーし!演出よーし!。まさに掴みはオッケー。特に馬越御大の暴走っぷりや良し!(笑)。とりあえず先輩淫獣2匹は、「好みでパートナーのプリキュアを決めた」ポプリをとやかく資格は無いと思うんだな。うん。

<OP>

  • このOPは今週で見納めなのかなあ。
  • だから、そのホラーCMはなんとかした方が(^^;>「松崎しげる」焼きおにぎり。

<Aパート>

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  • 一晩中夜泣きを続けた(違)ポプリ、登場当初のイイ子ぶりは過去のモノ。飼い主や同僚といつき嬢の出待ちしながら、暴れる×2。ああ、すっかりアホの子に。
  • しかし、今回もっとアホの子だったのは主人公s。片手にひまわり、背後には飛行淫獣を引き連れていつき嬢を尾行。You、それは全然尾行になっていない。そもそも、どうしてひまわり…というのは、敢えて言わないのが華と言うものですね。そうですね。
  • いつき嬢が向かった先は病院。病弱なさつきお兄様@CV前野智昭氏が手術を受けるために入院中なのを見舞う…というシチュは、まあ良し。良くないのが、さつきお兄様の追い込まれっぷり&壊れっぷり。死相というか既に死臭が出てるっぽいその表情、酷過ぎる。Bパートやデザトリアン化されてからの暴露プレーも相当でしたが、ほとんどホラー作品のノリだぞ。
  • まあ、今回、全般的にギャグパートと戦闘パートと萌えパートとホラーパートが、これ以上無いってくらいメリハリ付いていましたけどね。とりあえず、明堂院兄妹は、ロリでも「男の娘」でも何でもいけるキャラだと言うことは良く分かりました。
  • そんな兄の心を救えない&守れない己が無力に身悶えするいつき嬢。そのいつき嬢の艶姿とアップスカート目線に身悶えするつぼみ嬢。そして妻とその思い人の空気を読んで、ナイスなフォローを入れる夫・えりか嬢。何とも絶妙な3ショット。つか、えりか嬢、最近本当にイイ女だなあ。
  • 当然、そんなヘビーな空気の中、「ムーンライトさんの夢見ましたか?」なんて電波な質問できるはずもなく、いつき嬢=3人目の確認作業は頓挫。とりあえずポプリは落ち着け。

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  • でもやっぱり無理でした(笑)>落ち着け淫獣。変わり身の術を使って飼い主と先輩を出しぬき、いつき嬢に正面突破を仕掛ける暴走淫獣ポプリ。彼女ににじり寄る淫獣の背中の影がこーわーいー。「ハーイ!僕ポプリ。一緒に遊ぼうよ。ハイディホー!」てな感じで。でも礼儀正しいのはいいことだ。
  • 方やいつき嬢。正面から非常識生物のコンタクトを仕掛けられて狼狽しながら、それでも萌えることだけは忘れないその性根。プリキュアの使命や目的ではなくそのコスプレっぷりを最も重視するその性根。そのぶれ無さっぷりがこーわーいー。でも礼儀正しいのはいいことだ。
  • ポプリの甘言に心グラグラ、陥落一歩手前まで来ていたいつき嬢ですが、心の大樹を「守る」というキーワードで正気に。そのタイミングまで精神状態アレだった点はさておき、「守らなきゃ→でも守れない→やっぱり僕は駄目だ」という意識に縛られているいつき嬢は、第15話の時点から成長はしていても、本質的には何も変わっていない。
  • 若い人にとって大事なのは、何かをできるorできないという現状に一喜一憂したり縛られたりすることではなく、何かをしようという意志を持ち続けることなんだけどね。若い人間が己が無力に落ち込むなんて、年寄りからみれば、ぶっちゃけおこがましい限りですよ。

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  • かと言って、「僕にもできることはある!」と中学生が妊娠なんてやらかしたら、それはそれで大問題ですけど(笑)。主人公sが昨日の尾行時に事情を聞いて無くて、今日改めてその腹をしげしげと観たら、そりゃ誤解もしたくなりますがな。…で、お父さんは誰?(違)。絶対描く人いるよね。今回を下敷きにしたさつき×いつきの「生徒会長懐妊」18禁本>夏コミ。
  • ともあれ、そこからはお互い大人の反応でスルーし、さつきお兄様のお見舞に(いいのか?)。しかし、それに先だって病室では、雲行き急速暗転&ホラー展開スタートこわー。「僕のお日様」いつき依存症になってるお兄様こわー。そしてめちゃ悪役面で登場、さつきお兄様の心の隙間を抉りまくるサソリーナさん@CV高乃麗女史、超こわー。さつきお兄様の心の花、枯れているってレベルじゃねー。
  • ここでAパート終了。萌えとシリアスとギャグの絶妙なブレンド。作画レベルの高さがそれらのブレンドの良さを最高に引き出している同パート最高です。第14話に匹敵する完成度と言えましょう。

<アイキャッチ&CM>

  • 先週に続いて、ネタばれ映画CMバンバンババン。

<Bパート>

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  • 今回の犠牲者は、さつきお兄様。でも、事情を知らない身からすれば、精神状態不安定になったお兄様が、発作的に飛び降り自殺をかましたと見えてもおかしくないぞ>病室。いつき嬢は、お兄様入り水晶玉にすぐ気付けてよかったね。
  • 今回のデザトリアンは車椅子ベース。いつもの河川敷で悪さスタート。ここまではいつも通り。主人公sが変身シーンをいつき嬢に見られて正体バレするのも、事ここに至れば別に問題視することじゃないしね。

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  • いつも通りの展開じゃなくなったのは、ここから。車椅子デザトリアン、強過ぎる。流石は、明堂院流古武術の実力だけなら妹以上のさつきお兄様がコアなだけあって、接近戦では無敵の強さ。突いて良し、蹴って良し、薙いで良し、受けて良し、かわして良し、挙句に必殺技はヘルアンドヘヴン!。ここ最近、ダークプリキュアさん@CV高山みなみ女史相手以外には互角以上の戦いを続けてきた、キュアブロッサム&キュアマリンの主人公ペアを、第7話のいつき嬢ベースのデザトリアンを上回る戦闘能力で圧倒。すげー。
  • そして、その圧倒的な強さとは裏腹に、金朋地獄で語られるお兄様の本音がイタ過ぎる、というか辛過ぎる。主人公sを倒した後、デザトリアンと言う健康体を得て、「僕は自由だ!」と歓喜の声を上げるさつきお兄様。キツー。そんな兄のあり様を見ていられなくなり止めに入る妹を静かにガン見、躊躇なく攻撃に回るお兄様デザトリアン。モノアイに籠った感情は、単に枯れた心を乗っ取られた歪な解放感だけとは思えない。次回以降に引っ張られるのかも知れないけど、その正体は…嫉妬、かなあ。
  • そんないつき嬢の絶体絶命の危機を救ったのは、ポプリ。力及ばず頼みのバリアは破られるものの、「守れなくても守りたい! いつきと同じでしゅ!(≒力無きゆえに守りきることはできないけれど、大切なモノを守りたい!。いつきもそうでしょう!?)」と語るポプリを眼前にして、今自分が為すべきことに目覚めるいつき嬢。倒れながらも、そんな新生ペアの姿に笑みを浮かべるえりか嬢、男前過ぎる。
  • 一方、Aパートとは打って変わっていつものギャグキャラ化しているサソリさん。いつき嬢をメデューサ打ちしてポプリを捕獲しようとするも、「力は無くても守って見せる」という意識に開眼&レベルアップしたいつき嬢には逆効果。そして、それを引き金に今日最大の見せ場到来。
  • どうでもいいけど、「変身アイテム」言うなや(^^;>淫獣。


D

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  • 第三のプリキュア、「陽の光浴びる一輪の花」キュアサンシャイン、遂に見参。気合入りまくりの変身バンクだけでなく、雲を掃って陽光と共に降り立つ登場シーン、史上最強クラスのデザトリアン相手に互角以上のバトルを展開する戦闘シーンの、これでもかと言う位の連続衝撃に神楽は金縛り。顔見世興行の補正分を考慮してもこれはヤバい。俺にヤバい。
  • 3人目は、守備力重視のポプリがパートナーと言うことから、ルミナスやキュアミントのようなバトルスタイルかと思いきや、全然そんなことは無かったぜ。ベースが戦闘力の高いいつき嬢なので、守備力の高さを活かしたマルチレンジな打撃戦から零距離からのビーム射撃まで、なんでもござれの戦闘スタイルを取れるからなあ。現役&100%変身が可能な分、月影ゆりさん@CV久川綾女史より戦闘力は上かも。経験が少ない分、脆さも同居してるんだろうけどね。
  • あ、一人称が「僕」から「わたし」に変わってる。声質まで変わっちゃって(^^;。まあ、これはこれで良し。
  • ノリノリのキュアサンシャイン、一通りお兄様デザトリアンを圧倒した後、「お兄様の心の光を、私が取り戻します!」「そして願わくば、太陽のように皆の心を見守る光になりたい!」と大見えを切って、次回に続くの巻。…続くのかよ!?。私ら生殺しDEATHか!?
  • ちなみに、今回の心の花は、次回に解説持ち越しだけど「スパティフィラム」。花言葉は「清らかな心、爽快」。なるほど。

<ED>

  • このEDも変更になるんだろうなあ(しみじみ)。
  • 7歳のさつきお兄様を演じたのは、第4話の小笠原まお嬢役に続いての久嶋志帆女史。ただ、未だに記憶に残らないお名前だなあと思っていたら、「爆笑問題のニッポンの教養」のNRの人なのですね。この方。
  • エンドカードもキュアサンシャイン。今日は最後までサンシャイン尽くしだなー。

<次回予告>

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  • 「ここでまさかのバロキュアさん登場!」「プリキュアマント(仮)も登場!」「今度の戦さは、『因縁の』こころの大樹空域戦!」な次回ハートキャッチプリキュア!第24話、サブタイトル「こころの大樹の危機!プリキュア、飛びますっ!!」。
  • 最強の3人目が合流し、プリキュアマントを装着して「ゲッター・プリキュア」にクラスチェンジした主人公sは、これまで全く歯が立たなかったバロキュアさん相手に今度こそ勝利を納めることができるのか?。まさに現役プリキュアの真価が問われる総力戦ってな感じで、オラなんだかワクワクしてきたぞ!。

 今回の第23話。流石はニーサン(23)回なだけあって、いつきお兄様が萌え萌えでしたね!…じゃなく、新プリキュア登場という重要エピソードなだけあって、スタッフご一同の気合の入り方が違うと肌感覚で分かった今回。ここしばらくの「もうちょっと…」感を払拭する、ナイスな出来でした。現時点ではさつきお兄様の心の暗黒面が解消されていない(特にデザトリアン時の自分が妹を殴りにかかったあのシーン)ので、全体評価は後編たる次回に持ち越しますが、いつき嬢のプリキュアデビュー戦、誰かを守りたいということはどういうことかに対する彼女の悟り(守れる力を持つことではなく、守りたいという意志を持つことこそが大事)という要素だけを単純に評価しても、ハトプリ屈指の良質な傑作エピソードだったと思います。次回が本当に楽しみですね。

 ここで「MAD ひぐらしのなく頃に コンプレックスイマージュ」を紹介。


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最萌一次予選11組に竜宮レナ@ひぐらし礼登場。良く考えてみると、レナといつき嬢って何となく似てなくね?。見た目とか「はぁぅ!可愛いよー!お持ち帰りぃー♪」なところとか。

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