カタール・米国にではなく韓国に負けたことの方が問題な件について

 中東初という大義名分に加え、ロビイスト活動で豊富なカネバラマキをやらかしていたカタール、ついでにスポーツショービジネスと観客動員能力なら任せろの米国に、「次世代W杯のコンセプトアピール」+「おにゃにゃの子プレゼン」しか売りの無い国力絶賛減退中の日本が勝てるわけ無い。だから、今回の2022年大会候補地招致合戦での敗北自体は、全然気になりません。

 問題なのは、アジアのライバル・韓国に「前回に続いて今回も」多数派工作&票集めで劣後していたってこと。またかよ。相も変わらず、どんだけ寝技ベタなのかと。御清潔にも程があるぞと。このままじゃ、次の候補地決定レースに出たとしても(なんせ最短で2034年大会だもんな)、2002年大会の二の舞確実でしょう。ぶっちゃけ。

2018年W杯はロシア、22年はカタールに決定

 (CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)は2日にスイスの本部で理事会投票を行い、サッカーワールドカップ(W杯)2018年大会はロシアで、22年大会はカタールで開催することを決めた。いずれもW杯開催は初となる。

 18年の大会にはイングランドおよびスペインとポルトガル、オランダとベルギーが共催で名乗りを上げていたが落選。22年大会の招致では米国、韓国、日本、オーストラリアがカタールに敗れた。

 ロシアのシュワロフ副首相は開催決定を受けて「後悔はさせない。一緒に歴史を作ろう」と呼びかけた。式典出席を見送っていたプーチン首相もチューリッヒに駆けつけ、「前向きな変化が訪れる。2018年は素晴らしい年になる」と喜びを語った。大会のために新しいスタジアムを建設し、観客らのビザなし入国を認める方針も表明した。

 カタール招致団代表のハマド・アルタニ氏は「変化を信じ、大会を広げ、カタールにチャンスを与えてくれたことを感謝する。わが国、そして中東を誇りに思ってもらえることを約束する」と語った。

 FIFAのブラッター会長は、東欧と中東で初のW杯開催になると指摘、選考に当たってはサッカーをもっと世界に広げたいという意向がはたらいたことを明らかにした。

 18年大会の開催地を決める投票ではロシアが1回目の投票で22票中9票、2回目の投票で過半数の13票を獲得して招致を決めた。

 22年大会の開催地決定までに4回の投票が行われ、日本は2回目の投票で落選。最終投票でカタールが14票を獲得して米国の8票を上回った。

(12月3日 CNN.co.jp)

 ぶっちゃけついでで言えば、2018年大会の方のコンペでのイギリスの惨敗は、ロシアの寝技上手の結果と言うより、理事の腐敗を報じたイギリス&BBCへのFIFAの報復としか思えません。この一点から言っても、「清廉潔白な招致」なんてものが通用する世界じゃないってことは明白な訳で。程良く腐ってんなあ>FIFAの偉い人。

 とは言え、それが現実と言うなら、それから目を背けても仕方ない。「郷に入れば郷に従え」という言葉もありますし。こないだのF1・韓国GP招致時の同国関係者のように、FIAのエライさんの懐からシモの世話まで200%(←ここ重要)至れり尽くせりする必要も無いけど、多少は清濁併せのむズルイ交渉技術の片鱗位は見せて欲しいものです>日本のスポーツ界のお歴々。

 ちなみにカタールには数百万単位の観客をケアする施設や交通インフラも、灼熱の陽光を避けながら各国代表が練習できる設備やサポートノウハウもまだありません。同国がこれからざっと10年余りでどこまで先進国にキャッチアップできるかに注目ですね。意地悪く。

 ここで「【手描き】アリスで「逃げたよね?」【俺妹パロ】」を紹介。


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シチュ的には「Stardust」より「Baroque」の方がマッチするかな?(笑)。久しぶりに「サンホラ」聴きたくなったっす。

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