イタリアの口封じはアバウトすぎて逆に怖い件について

　イタリアのラツィオ州で、前知事の「ソドムの市チックな夜のお相手」をしていたニューハーフ売春婦さんが焼き殺され、エロい偉い顧客たちのデータが入ったPCが水浸しにされるという事件が発生。

前州知事に買春疑惑、渦中の性転換者が焼死　イタリア

　【ローマ＝南島信也】イタリアのラツィオ州前知事の買春疑惑の渦中にあった、男性からの性転換者が２０日、ローマの自宅で焼死体で見つかった。警察当局が殺人事件とみて捜査を始めた。

　ＡＮＳＡ通信によると、この人はブラジル出身で、体に可燃物をかけられ焼かれたとみられる。台所の流し台の水中に、ノートパソコンが沈められていた。売春の顧客データなど証拠の隠滅を図った可能性があり、警察でデータの復元作業を行っている。

　ラツィオ州のマラッツォ前知事は１０月までの在職中、焼死した人とは別の性転換者とホテルの部屋で一緒にいる場面を、カラビニエリ（警察軍）所属の４人の警官にビデオで盗撮された。有名人の私生活を盗撮して恐喝していたこの警官らが、マラッツォ氏からも現金を脅し取ったことが事件になり、同氏の買春疑惑も表面化した。マラッツォ氏は今回焼死した人との関係も浮上し、１０月末に知事を辞職していた。

　「顧客」として、最大野党・民主党の複数の政治家や財界人らの名前が取りざたされており、大スキャンダルに発展する可能性もある。

(11月21日 asahi.com)

　イタリアは上から下までマフィアに牛耳られているので、「警官が知事を脅す」位の事件は特に珍しくありません。今回の事件で気になったのは、ニューハーフさんの口を封じた手段のアバウトさ。

　例えば、日本のプチエンジェル事件の吉里弘太郎や、米国のDCマダム事件のジーン・パルフリー。彼らの口を封じた現地の汚れ仕事従事者は、対象者を自殺に見せかける偽装工作に相応の手間をかけました。それらのケースと比べると、今回のイタリアの仕事人はどうにも仕事が雑ですねえ。特にパソコン内の顧客データの破壊・抹消作業は、そのミッションの重要性から見てあまりにも不十分。とてもプロのお仕事とは言えません。その点、プチエンジェル事件の仕事人は、吉里本人の口封じだけじゃなく、顧客名簿から○○○生/△△生etc関係者の「後処理」まで、呆れるくらいパーペキにやってのけてましたな。コトの善悪は別として「いい仕事してますねえ」でしたよ。

　「上流階級を巻き込んだSEXスキャンダル」と言う点で今回の事件とプチエンジェル事件は近似値ですが、日伊関係者の仕事振りは上記のように大違い。これってイコール国民性の違いなんですかね？。それとも、こういうことでしょうか。

　「日本やアメリカと違って、下手に自殺偽装するよりも大っぴらにマフィアの関与を匂わせる方が、イタリアでは収まりがいい…ということなんでしょうかねぇ」

　マフィア（カモッラ含む）と○○○/×××とじゃ、一般社会への歴史的浸透度が比較になりませんしね。これもある意味「共存共栄」？。そう考えると、今回の処理のアバウトさは、イタリアにおけるマフィア+αの「本当の怖さ」の証明なのかも知れません。

今日の一銘柄

• 日本マニュファクチャリングサービス（2162）：製造派遣・請負業界の中堅。自社工場での受託に特徴、技術者派遣も展開。配当性向１割方針。11/20日終値は前日比2,000円高の45,000円。12月第2週中の目標株価51,500円。向こう半年間の目標株価60,000円。

　ここで脈絡チョイありで「アイドルマスターPV「バ行の腐女子」」を紹介。

こういうMADを目にすると、日本はアレな趣味や性癖に対して実に寛容な国だと思いますな。かと言って、プチエンジェル事件や最近では押尾学（＆野口美佳その他）事件を、「死人に口なし」で終わらせてしまっている＆しまいそうになっているのはいかがなものかと思いますけどね。