「NHKは外国語使いすぎ」訴訟は幼稚なファシズムな件について

 自分たちの主義主張にそぐわない存在や表現を、「公的な影響度の大きさ」を錦の御旗にして一方的に封殺するが如き幼稚な排斥行為。今回の「日本語を大切にする会」とやらがやらかした裁判沙汰は、まさにそれだ。ファシズムとは、急進主義と権威主義と国粋主義のカクテルだが、「日本語を大切にする会」が「公共性の高いNHKが日本語を軽視する姿勢」を敵視する姿勢は、まさにそれだ。

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 時代錯誤も甚だしい。まだ、「副次的効果への色気や期待が読み取れる」児ポ法推進派連中の思考の方が理解できるわ。

「NHK 外国語使いすぎ」 精神的苦痛、慰謝料求め提訴

 ■リスク・ケア・コンシェルジュ…

 NHKは放送番組や番組名で外国語を使いすぎるのをやめるべきだ-。こんな訴えが名古屋地裁であったことが26日、明らかになった。外国語の乱用で内容を理解できず、精神的苦痛を受けたとして、71歳の男性がNHKに対し141万円の慰謝料を求めたこの裁判。公共放送NHKのカタカナ言葉使用に一石を投じる形となった訴えを、司法はどう判断するのか。

 「カタカナで表記すると意味が変わるのか。普遍的な報道に、見栄えや格好良さを求める必要があるのか」。こう話すのは、提訴した岐阜県可児市の任意団体「日本語を大切にする会」で世話人を務める高橋鵬二さんだ。

 訴状では、NHKが番組内で「リスク」や「ケア」など、外国語を使わなくても表現できる言葉を多用しており、番組名にも「BSコンシェルジュ」「ほっとイブニング」など外国語を乱用していると主張。視聴者の大部分が理解できる言語で製作されておらず、憲法で保護された知る権利や幸福追求の権利を侵害しているという。

 また、「NHKは国家機関が関与する公共放送で、広範囲で視聴できるため影響力が強い」と指摘。公共性の高いNHKが日本語を軽視する姿勢にも強い疑問を呈している。高橋さんは一昨年末、NHKに公開質問状を提出。しかし、回答がなかったため、訴訟に踏み切ったという。

 平成14年から18年まで行われた国立国語研究所の『「外来語」言い換え提案』に関わった鳥飼玖美子・立教大特任教授=言語コミュニケーション論=は「新しく導入される外国語は増加傾向にある。さまざまな文化を取り入れる日本語の利点は残しながらも、あらゆる世代が理解できる言葉を選び、残していくべきだ」と話す。

 特に、高齢になって利用機会が多くなる福祉分野や医療分野で外国語が多用される傾向があるといい、「公共放送だからこそ、外国語やカタカナ語が苦手な少数派の意見に配慮してほしいと考える男性の心境は十分理解できる」という。

 一方、NHKは「訴状の内容を確認していないため、コメントを差し控える」としている。

(6月27日 産経新聞)

 この訴訟が世論のコンセンサスを得たとしよう。では、局地的であれ、次のような「表現狩り」が表に押し出してきたとき、我々はどう行動すべきか?。敢えて議論するまでもないだろう。

  • 百合キャラの乱発でアニメを楽しむことができず、精神的苦痛を受けたとして、41歳の腐女子が深夜アニメ製作会社に対し801万円の慰謝料を求めた
  • ロリキャラの連発でおっぱいを楽しむことができず、精神的苦痛を受けたとして、51歳のおっぱいスキーがロリアニメ製作会社に対し72万円の慰謝料を求めた
  • 夏の海のエピソードなのにヒロイン達の水着シーンを出してくれず、精神的苦痛を受けたとして、31歳のプリキュアファンが東映アニメーションに対し、DVD/BDでの水着シーンの追加を求めた

…あれ?

 ここで「【東方MMD】パチュリーの新たな試み」を紹介。


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パチュみりんがまたキター!!

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