「魔法少女まどか☆マギカ」第4話「奇跡も、魔法も、あるんだよ」感想 ~ 「30代は恋愛結婚禁止と申したか」

 そんな早乙女和子先生@CV岩男潤子女史の必死さを、見て見ぬ振りをする情が、見滝原中学校生徒にもあった。今回はそういうお話だった「魔法少女まどか★マギカ」(嘘)。

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 「悲劇の人魚姫路線まっしぐら」美樹さやか嬢@CV喜多村英梨女史が、大漁旗のように振り捲る死亡フラグの元気の良さ。せつなくて見てらんない。

 「無表情なのに一挙手一投足が全て意味ありげ」キュゥべえ@CV加藤英美里女史が、いちいち振り蒔く悪魔オーラの邪悪さ。おぞましくて見てらんない。

 「レッドショルダーなストーカー」暁美ほむら嬢@CV斎藤千和女史が、亡き巴マミ先輩@CV水橋かおり女史の事を忘れない!と宣言する鹿目まどか嬢@CV悠木碧女史に投げかける、「巴マミは幸せよ…羨ましいほどだわ(≒前世での私の事も思い出してよ!)」から漂う百合スメルの芳しさ。ツンドラ魔法少女はこうでなくてはな!と凝視。

 前回のマミ先輩の殉職を境に、物語が進みだした観がありますね。主人公は相変わらず踏ん切りつかずにいますが。でも、屋上で昨夜の恐怖と己が非力さに泣き崩れ、マミ先輩の自宅を訪れて彼女の遺した生活感と思い出に涙するまどか嬢の現状からすると、ここで踏ん切る展開が起こる方がおかしいか。一方のQBは、彼女に踏ん切らせようと画策してる感じがプンプンしますが。

 一方、悪い意味で踏ん切ってしまったさやか嬢。バイオリンの君@CV吉田聖子女史の左手の復活と引き換えに魔法少女へ。彼女の決心を見透かしていたように窓際にいるQBが恐い(つか、彼の左手を回復不能にしたのってこいつの仕業じゃね?)。しかし、病床での逆ギレや左手が回復したことを自覚した際の表情を観ていると、彼にとって左手の回復や音楽界への復帰って実は有難迷惑な事態なんじゃないの?。自分の音楽的才能に限界を感じていて、事故に遭ったのを幸い、惜しまれるまま引退できることに内心安堵していたかのように思えるんだよなあ。

 もしそうだとしたら、さやか嬢の行く先は凄く辛いものになるだろうな。真実を知った彼女が絶望の末に「何のために私は…!」とか「それでも私は後悔していない!」とか口にした瞬間、ドテッ腹に大穴を開けられて殉職するに100ペリカ。もしそういう展開が実際に作中で起こったとしたら、そこで虚淵玄が言いたいことは多分これ。「魔法でもたらした効果が相手を確実に幸せにするとは限らない。もしそれを考えずに魔法を行使するとしたら、それはただの傲慢だ」。もー、既存魔法少女アニメへのアンチテーゼはお腹一杯DEATH。

 次回は赤毛ポニ子な魔法少女・佐倉杏子嬢@野中藍女史が登場。作中でどういう立ち位置になるのかは分からないけど、多分この子も殉職するんだろうな。EDでまどか嬢とすれ違う「だけ」の、残り2名の魔法少女と同様に。

コネクト(アニメ盤)

コネクト(アニメ盤)

OP変わんなかったですね。しかし、ほむら嬢の言う通りなら、魔法少女の殉職率って異常だな。そりゃQBもスカウトになりふり構ってらんないか。

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