「法廷勝利=無罪」で終わるなら議会制民主主義はいらない件について

 今回の小沢元代表の「無罪判決」は、小沢氏の潔白さの証明ではなく、検察のチョンボで99%黒な大物議員を追いつめ切れなかったという現実のグロさの証し。

 反小沢勢力の意を汲んだ検察のアレな内情はそれはそれで問題だが、小沢氏自身の本質を無視し、「無罪」という免罪符だけ注視して思考停止するのは、自らの良識と知見に拠って代表者を選ぶ議会制民主主義国家の国民として無責任というものだ。

 重要なのは、そこまで思いを至らせた上で、次の総選挙で岩手県民がどういう選択をするか。…っても、これまでの結果から考えると、岩手県民には無理だろうけどな。政界からの小沢氏パージなんて。

小沢元代表に無罪 民主分裂の構図再び 陸山会事件 東京地裁判決

 ◆党員資格回復へ

 民主党の小沢一郎元代表の無罪判決を受け、輿石東幹事長は26日、来月7日の党役員会で小沢氏への党員資格停止処分の解除手続きに入ると明言した。輿石氏は野党側が求めた小沢氏の証人喚問も「必要ない」と拒否する姿勢を示した。小沢氏は反消費税増税勢力を結集し「完全復権」を目指すが、野党側は「道義的、政治的責任」を追及する方針で道のりは険しい。野田佳彦首相も無罪判決で民主党内の増税反対派が勢いづいているため、「政治生命を懸ける」とした消費税増税関連法案の今国会成立に暗雲がたれ込めており、厳しい政権運営を迫られる。

 小沢氏にとって「倒閣」に向けた環境は整った。狙うは消費税増税関連法案の採決阻止だ。9月の民主党代表選への出馬も視野に入る。首相はこれに対抗し、自民党に再接近する公算が大きいが、自民党には民主党を分断する思惑もある。政界は緊迫した局面を迎える。

 ◆野田降ろし号砲

 「私たちが戦っていく新たなスタートが切られた」

 26日昼、小沢氏が会長の「新しい政策研究会」会合。約100人が集まる中、東祥三事務総長はこう宣言した。「倒閣」ののろしを上げた瞬間だった。夜も都内のホテルに小沢系議員が集結。その光景はさながら祝勝会だった。

 小沢系の高揚感とは対照的に、昼の代議士会では開始直前に細川律夫会長が「無罪をみんなで喜び合いたい」と発言したが議員たちから拍手はなかった。前原誠司政調会長は記者会見で、小沢氏の党員資格停止の解除に慎重姿勢を示すとともに、消費税法案について「手続きを踏んで法案を決めた。誰もが従うことが前提だ」と牽制(けんせい)した。

 小沢氏は今後どう動くのか-。消費税法案の採決時の造反をちらつかせてはいるが、選挙基盤の弱い小沢系議員が躊躇(ちゅうちょ)することも予想される。小沢氏もそのことは理解している。このため9月の代表選までに採決が行われるのを阻止する必要に迫られる。代表選で勝利すれば「小沢首相」が誕生、総選挙は遠のく。

 「この問題が起きたのは政権交代直前だった。こういう事件がなければ小沢首相が誕生していた。状況を取り戻して政権が一つにならなければいけない…」

 鳩山由紀夫元首相はこう語った。小沢グループの間には小沢氏出馬への期待感は強い。ただ、代表選で3連敗を喫している小沢氏が勝利するのは厳しい。

 ◆維新「連携せず」

 民主党を割って出て新党を結成する可能性もあり、原発再稼働問題で首相を揺さぶる橋下徹大阪市長との連携も想定されるが、大阪維新の会幹事長も務める松井一郎府知事は「(連携は)一切ない」と否定した。自民党なども小沢氏との連携は否定している。小沢氏としても離党しても展望があるわけでない。

 首相サイドは小沢氏との対立が必至のため、自民党に働き掛けを強めるとみられ、自民党との「大連立」構想が再浮上する可能性は高い。その場合、自民党の要求に応じ、田中直紀防衛相と前田武志国土交通相の更迭は避けられない。自民党が要求する小沢氏の証人喚問は輿石氏が否定しており、首相は指導力が問われることになる。

 自民党が対決路線を選択すれば首相は窮地に立たされ、総辞職か「やぶれかぶれ解散」を迫られる。政権を取り巻く厳しい情勢のなか、首相の後ろ盾の藤井裕久元財務相らは裁判結果にコメントしなかった。党重鎮は「国民のためには困ったことだ、なんて言えないだろ…」と顔を曇らせた。

 繰り返される「親小沢VS反小沢」の構図。民主党に「ノーサイド」はない。(坂井広志)

(4月27日 産経新聞)

 むしろ小沢氏の復権で期待するのは、民主党の内ゲバ経由の崩壊だな。できれば、維新の会あたりがボロを出してB層が目を覚ますあたり、そうだな、8月くらいの解散総選挙に合わせて動いてくれれば尚良しだ。

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アイマスとPerfumeの親和性の高さに歪み無し。

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