「振り込め詐欺」の新名称は「母さん助けて詐欺」 ~ どうして「父さん助けて詐欺」にならなかったのかを考えてみた。

共働きが多くなったとは言え、生活費を稼いでいるのはお父さんってケースがまだ主流だろうに、何故今回の名称では「父さん」じゃなく「母さん」が選ばれたのか。色々妄想してみた結果、有力と思った候補は以下の3つ。

  • 1.稼ぐのはお父さんでも、金の使い道を決めるのはお母さん。

所詮男は消耗品。家庭のオピニオン・リーダーを標的にするのが、詐欺団的にも正しい。まして、危急の時の男親の発言力の無さから考えると、なおのこと。

  • 2.騙される組み合わせは「マザコン息子(偽)とムスコンママ」が多い。

実態は知らないけどさ。想像するシチュで一番多いのってこれなんだよね。偏見?。

  • 3.若い女性の多くは、日頃から「振り込め詐欺」より高度な騙しあいやバトルを友人・同僚とやっているので、「ただ泣き叫ぶだけの依頼」なんてしてこないと家族が認識している。父親は頼られたことすらない。故に「娘→父親」の詐欺成功率は低い。

これも実態は知らないけどさ。でも、周りのアシスタントたちの水面下の丁々発止を見ていると、彼女たちが無闇に親に泣きついたりするシチュや、親たちが娘に下心無しに泣き付かれているシチュが、どうしても想像できないんだよね。

ついでに、オッズもつけてみた。

1:10倍

2:2倍

3:5倍

さあ、実際は?。ちなみに、「パパ助けて☆詐欺」は、昔からある水商売の常套手段なので、今回は最初から選外だったと妄想してみる。

…選者の中に「犠牲者」いそうだしねw

<振り込め詐欺新名称>最優秀作品は「母さん助けて詐欺」

振り込め詐欺の新名称を公募していた警視庁は12日、約1万4000点の候補の中から最優秀作品に「母さん助けて詐欺」、優秀作品に「ニセ電話詐欺」「親心利用詐欺」を選んだと発表した。啓発キャンペーンなどに活用する方針で、「新名称の知名度を広げ、被害防止を図りたい」としている。

東京・銀座の歌舞伎座で3作品を披露した西村泰彦警視総監は「母さん助けて詐欺」を最優秀に選んだ理由について「(被害に遭いやすい)高齢者の支持が高かった。被害者の気持ちを考えた時、これが一番効果があると考えた」と述べた。

振り込め詐欺の被害は10年ほど前から出始めた。当初は現金を指定した口座に振り込ませる手口が主流だったが、その後、被害者から直接現金を受け取る手法が増加。「振り込め詐欺」の名称が実態にそぐわないとの指摘が出ていた。

警視庁は3月に新名称の募集を始め、ツイッターを通じて5620件、郵送で8484件の作品が集まった。統計上は今後も「振り込め詐欺」が使われる。【浅野翔太郎、福島祥】

(5月12日 毎日新聞)

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