でも、鎌倉って設定が活かされていたのは、冒頭の江ノ電・鎌倉高校駅のシーンだけだったよね！どうせなら後姿だけでもいいから咲や舞をゲスト出演させて欲しかったよね！とか無茶を言いながら見ていたら、その後の絶望先生のCVにひっくり返った今回の「ハートキャッチプリキュア！」。脚本：「最近泣かせ芸にちょっと偏った磨きがかかっている」米村正二御大、演出・絵コンテ：「これまで担当した第7・14話はシリーズ屈指の出来」小川孝治御大、作画監督：「相変わらずのチート一人原画ぶり」青山充御大という、スタッフ的には通好みな布陣だった第27話、「おじいちゃんはイケメンさん？キュアフラワーの初恋です！」。
で、結論、「結局、絶望先生仮面の正体って誰なんだー？」。まずは感想。
＜アバン＞
- 引っ越し前に住んでいた鎌倉にプチ帰省の主人公ｓ+薫子さん＠CV坂本千夏女史。それにしても、背景の描き込みハンパないなー。プリキュア＆どれみスタッフの鎌倉＆湘南への思い入れ度は異常。で、どうせならですね。咲＆舞もですね（以下略）。
- 電車中での会話ついでに薫子さんの旧姓判明。さらに最強空手ガールだった過去も判明。薫子さん、貴女どんだけチートなんだと。若返り変身したら、キュアサンシャインやキュアムーンライトさんよりもマジ強いんじゃね？。
- そんな事実に驚愕し、そんな予感に恐怖する（嘘）主人公ｓ。どうでもいいけど、明堂院いつき嬢＠CV桑島法子女史は何故そんな自然に同行してるんだ？。と、ここで、アバン終了。
＜OP＞
- OPはマイナーチェンジのまま。キュアムーンライトさん＠CV久川綾女史復活までは、この調子でいくのかな？
＜Aパート＞
- 源氏山公園がモデルとしか思えない散歩道を散策する主人公ｓ。そんな彼女らに接近するのは、花咲つぼみ嬢＠CV水樹奈々女史の昔の男もとい幼馴染、中野みつる君＠CV園崎未恵女史。
- まあ、敢えて言うまでも無いんですが、いつき嬢を恋のライバル（男）と見做してガンを飛ばしまくるのに始まり、鎌倉在住時のつぼみ嬢に騎士気取りのストーカーかますわ、挙句に引越しの時に花咲家が落としていったオルゴールを「先様に送るでもなく落としたことを連絡するでもなく」手元に置き続けるわと、どうにも「おこちゃま」臭が強過ぎてなんともかんともなみつる君。そもそも、今のつぼみ嬢には、本妻・来海えりか嬢＠CV水沢史絵女史と愛人・いつき嬢がいますから。残念！。
- そんなストーカー少年剣士の熱視線に恋愛感情センサーが全く反応しないつぼみ嬢。本性はビッチなのに、どうして肝心なところではそんなに鈍いんだぜ？。一方、妻の浮気の可能性はじめ色恋沙汰にはセンサーびんびんで反応するえりか嬢。なのに、どうしていつもはあんなにKYなんだぜ？。いつき嬢は…まぁ、本妻・なおみ嬢＠埴岡由紀子女史を大切に、なんだぜ。
- 旧宅兼別荘を掃除中の主人公ｓ。寸前のところで古書の露に消えるところだったつぼみ嬢、絶望先生仮面に瓜二つの花咲空じいちゃんの写真発見。まあ、これは想定内。そこから薫子さんの若かりし折の武勇伝もといラブロマンスについての回顧が始まるのも想定内。ヤング薫子さんがガチな武闘派で、そりゃデューン様＠CV緑川光氏も敗北するわーな点も想定内。
- 想定内じゃなかったのはそこから先。山籠りしているヤング薫子さん、セロ弾きの絶望先生ならぬヤング空さんに遭遇。そして空さんの第一声…を聞いて仰け反る神楽。「CV堀内賢雄氏かよ！」「てことは、この夫婦ってジェシー＆D.J＠フルハウスかよ！」。これは想定外。誰だこのキャスティングやった人間は。いや分かってるけどさ。それにしても、第18話の古河夫妻が霞む位大きなお友達にしか分からんぞー。このお遊び。
- 更に想定外だったのは、別れ際に薫子さんが貰ったオルゴールのデザイン。「…クローバーボックス＠フレッシュかよ！」。そして遂に明かされるキュアフラワー時代の活躍。「…明かされないのかよ！」。程良く予想や期待を外してくれるじゃねえか、へっへっへ…。
- オルゴールの行方不明騒動については、ストーカー少年がというより彼の未熟が悪い、あと花咲家の車のトランクドアも悪いということで。
- それはそれとして、良い馴れ初めエピソードでした＞空さん＆薫子さん。空さんの「死」のくだりと言い、薫子さんの独白はシンミリくるですねえ。
- ここでAパート終了。んー。空さんと絶望先生仮面様そしてコッペ様との関係は、結局公表されず仕舞いですか。キュアフラワーとしての薫子さんの活躍時期と併せて謎は多いままだし、今回はあくまでも布石エピというポジションなのかな？。
＜アイキャッチ＆CM＞
- セイカのCM。「本数」の修正する気は無いらしい。
＜Bパート＞
- サソリーナさん＠CV高乃麗女史復活キター！。リハビリ大成功でいつものサソリさん帰ってキター！。ふつくしいサソリさんもいいけど、やっぱりサソリさんはおバカじゃないとな！！。
- 今回の被害者は、当たり前田のみつる君。デザトリアンは件のオルゴールベースで…ってことは、この闘いどっちが勝っても、みつる君は救われないと。なんてこったい(^^;。
- そんなみつる君の事情なんて知ったことか！とばかりに、多弾頭弾による飽和攻撃＆重量弾による質量攻撃を仕掛けるデザトリアン。あんた、それオルゴールと全然関係ないやん！。と、油断していたら、ちゃっかり催眠音波攻撃も。この手の搦め手に弱いキュアマリン、敢え無く撃沈＆爆睡モードに。それでもカッチリ勝利するキュアブロッサム＆キュアサンシャイン。嗚呼、マリンの存在意義がどんどんどんどん…(^^;。とりあえず、たーまやー。
- 今回の金朋地獄は、ある意味アンパイな内容。だって、みつる君のつぼみ嬢への「初恋の告白」まで言及しなかったし。それにしても、つぼみ嬢の鈍感ぶりはもはや「ワザとやってるだろう！」としか思えませんな。先代に続いて「ちゃんと役割を果たした」オルゴールが報われる日は来るのか？。少なくとも「つぼみにもみつる君の想いが伝わったみたいです」は、完全にミスリードだよねー＞淫獣。ちなみに、今回の心の花は「ラベンダー」。花言葉は「私は待っています」。なるほど。
- ラストは約束のラベンダー畑で、思い出の空さんに語りかける薫子さん。そして飛び立つ蝶の図。「いつの日か」への解釈の幅も含めて綺麗に纏まったかな。
- …あ。みつる君って、「いつき嬢＝男」と誤解したまんまじゃね？。
＜ED＞
- みつる君役の園崎未恵女史と言えば、ストライクウィッチーズのゲルト…なんだけど、正直、スタッフロール見るまで、同女史だとは全然分かりませんでした。
＜次回予告＞
- 「♪萌えるエリカの赤いトランザム♪」「久しぶりのえりか回！…なのか？」「『テレビの前の皆』はともかく、『憎しみからは何も生まれない』って誰に向けたコメントなんだろー？」「コブラさん、お元気そうでなによりです」な次回ハートキャッチプリキュア！第28話、サブタイトル「サバーク史上最大の作戦！夏休みの宿題おわりません！！」。
- 砂漠の使徒、初の「デザトリアンの大量動員作戦」状況開始。質で敵わなければ物量で敵を押しつぶすのが、古今東西の兵法の常道です。ランチェスターの法則バンザイ。
今回の第27話。上の方じゃ散々酷いこと言いましたが、みつる君のキャラ、神楽は嫌いじゃないですよ。あと、良い年月を重ねた大人の回顧や未熟故に実らない初恋、オルゴールを介して受け継がれた「指タッチ」、ついでにお調子者キャラが笑われ役を一身に引き受けて寝こけるという描写の数々も。シリーズ全体での役割的には、謎解き一歩手前の布石仕事だった本エピソードですが、そういった理屈の部分とは別に、こういう等身大なシンミリ＆ほろ苦エピソードは、小さなお友達に是非とも見てもらいたい一品ですね。
ここで「【Nintendo DS】 ハートキャッチプリキュア！おしゃれコレクション OP 」を紹介。
これは色々と良いOP。
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