「ここは俺に任せて先に行け!」は戦の華な第46話だった件について

 

民明書房大全 (ジャンプコミックスデラックス)

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 ついでに、Aパートのアレのシーンで「ぬうっ!これは伝説の磁冠百柱林闘!!」「知っているのか!月光(ムーンライト)!!」な展開だったら尚良しだったけど、いい、ボク我慢する。

 2週間ぶり、そして残り4回となった現実に思わずしみじみとなった今回の「ハートキャッチプリキュア!」。脚本:「第26・36話の奇跡をもう一度!」井上美緒女史、演出・絵コンテ:「織本女史は幹部退場エピソード担当なのか?」織本まき子&地岡公俊両氏、作画監督:「この二人も幹部退場エピソード担当なのか?」ポール・アンニョヌエボ&フランシス・カネダ両氏という、「さあ!サソリ姐さんの時のように綺麗に締めてもらおうか!」だった第46話、「クモジャキー!コブラージャ!あなたたちを忘れません!!」。

 で、結論、「生き様を貫くのも、また強さ」。以下、個人的見どころをサクサクと列記。

  • アバン。惑星城にカチコミを仕掛けてきたプリキュア4の快進撃を前に、最後の会話を交わすコブラージャさん@CV野島裕史氏とクモジャキーさん@CV竹本英史氏。んー、何て言うか、いかにも覚悟を決めているって言うか、死亡フラグ立たせ過ぎと言うか、お前らホモっぽい。腐女子大歓喜過ぎるやろ。ぶっちゃけ。

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  • Aパート。覚悟上等で惑星城中央部への一本道に陣取る砂漠の使徒2幹部。一方のキュアブロッサム@CV水樹奈々女史以下のプリキュア4は、コブラさんにキュアサンシャイン@CV桑島法子女史、クモさんにキュアマリン@CV水沢史絵女史が対峙。キュアブロッサムとキュアムーンライト@CV久川綾女史が先に進むために、2幹部の足止め役を買って出る展開に。
  • ここでこのバトルの組み合わせについてですが、ムーンライト姐さんが言い出した「自分もクモコブの相手をする」というのは、戦術的に正しい。相手の力量が分かっていて、赤青金の戦力を無駄に損耗することなく先に進むことが至上命題の1つである以上、4人の中の最大戦力であるムーンライトでクモコブを短時間で撃砕、4人で揃って進撃すべきだから。戦力の逐次投下/分散は以ての外てなもんで。
  • しかし、ムーンライト姐さんはサンシャインとマリンの残留宣言を是として、ブロッサムと共に先に進むことを選択します。物語の展開上、その方が燃えるよな!と言うのはさておき、その後ブロッサムに投げかけた「二人が残った意味」ってのは、さてどう判断したもんだろ?。薫子さん@CV坂本千夏女史を早くブロみ自身の手で助け出せ!ということ?。普段のムーンライト姐さんなら、「プリキュア陣営勝利のために二人は犠牲になったのだ!。二人の屍を越えて征け!」と本気で言いだしそうな気もしますが。
  • 更に言えば、仮に戦力分散に一分の理があったとして、プリキュア陣営と砂漠の使徒陣営の組み合わせには違和感これあり。正直なところ、この後のダークプリキュア@CV高山みなみ女史との遭遇戦その後の展開を考えてみると、組み合わせと展開的には「ブロッサム(orマリン)vsクモジャキー」「マリン(orブロッサム)vsコブラージャ」「ムーンライトvsバロキュア」「サンシャイン、薫子さんを救出」「薫子さんの伝言を胸にムーンライトのもとに戻るサンシャインが見た物は…」「次回、月vs影の戦場へのブロマリの到着がプリキュア陣営勝利のカギだ!」の方が良かったんじゃなかろうかと。
  • 「力vs力」「麗vs麗」の対決で、各々の戦いの勝者たるマリンとサンシャインがクモコブの蒙を啓くという展開は、価値観の対比のしやすさと言う点でメリットはありますが、組み合わせそのものにはどうにも唐突感が否めなかったり。だって、これまでの戦い、クモジャキーとガチバトルやってきたのってたいがいブロッサムだったし、コブラージャの担当回はえりか/マリン絡みのエピソードが多かったし。「自分の価値観のもう一つの鏡」であるマリンやサンシャインの主張に賛同の意を示しながら、それでも、自分達の生き方を貫き通して散って逝ったクモコブの最後は、カッコ良かったですけどね。

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  • Bパート。バトル演出とマリン&サンシャインのお説教タイム、そして謎の結界花畑のシーンは、地岡絵コンテとヌエボ作画(+馬越修正の嵐)の本領発揮で、なかなかの見ごたえ。通常比5割増のカッコ良さの鉄拳マリンや「レクイエム代りのキャラソンをバックに」トドメを指す死神サンシャインの色っぽさを含め、これらを観れただけでも今回はまあ満足かな?。
  • 白黒(笑)ボスナッキーの監視下にある薫子さんの前に現れるサバーク博士@CV楠大典氏。薫子さんの「炯眼」の前に動揺しまくリング。今更「サバーク=ゆりパパン」の布石orアリバイ演出は不要かと思ったけど、次回の本番に向けての再確認と言ったところか。
  • でも、ムーンライト姐さんとバロキュアさんを並べて「似てる」ってのは、やっぱりちょっと無理あるぞなもし>薫子さん。
  • 散ったクモコブの後に残されたのは、クモジャキーさんのこころの花「ノコギリソウ」、花ことばは「戦い」。コブラージャさんのこころの花「ハマナス」、花ことばは「美しい悲しみ」。サソリ姐さんの時のような「母体」復活シーンは無かったけど、最終回できっとその姿を観ることはできるのでしょう。その時までしばしのお別れ。お疲れさまでした。クモさん&コブラさん。
  • ラストは、バロキュアさん今日唯一のセリフ「闇が光を飲み込む時が来た」で次回に続くの図。

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  • 今回は、上記のような「組み合わせへの不満」を除けば、おおまか満足。ただ、やっぱり今回の組み合わせに必然性を感じさせるような布石が、これまでのエピソードにあって欲しかったというのが正直なところかな。
  • 次回は、遂にムーンライト姐さんとバロキュアさんの因縁の最終決着、サバークパパンの正体バレ&真相暴露、その衝撃に動揺するムーンライト姐さんのハンパ無い意気消沈ぶり、そんな彼女を立ち上がらせるブロッサムの「なんだかんだと主人公な」パフォーマンス&株価爆騰チャート天井知らず!(予想)…の連発上等!な展開になるのでしょうね。「トップをねらえ!」の雷王星会戦のカズミ&ノリコのような演出だったらいーなー>月&花。
  • 「スイートプリキュア♪」のCM、遂にスタート。…あー、やっぱりこのデザインではハトプリのようなバリバリアクションは厳しそうだなー(^^;。
  • あと、ハトプリとは全然関係ありませんが、今日の「題名のない音楽会」。カオス過ぎ。

 ここで「スイートプリキュア♪番宣」を紹介。


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何気に両名ともちょっと浅黒系?。アップだとそれなりに白いけど。

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