本家イタリアの「ともにイタリアのために」も実態は似たようなもんだったけどね。しかし、それにしたって、日本未来の党の場合、自民・民主・維新との「政策面での対立軸」をやっつけで纏めて辻褄併せはしたものの、中身は野合や呉越同舟を通り越して、はぐれ者の闇鍋もいいとこだぞ。こんなんで、「丈夫で実のなる」党として育つとは到底思えんが。なんせ育て主が、過去2回大失敗やらかして、国民を翻弄した小沢一郎なだけになおさら。
「こないだ自民から民主に乗り換えたけどダメだった。次どうしよう」なノンポリB層の一部や、「民主はダメ。社民もダメ。共産もダメ。やばい。どこに投票しても死票になりそう!」と頭を抱えていた左巻きからすれば、同党の設立は朗報なんだろう。中身がどんだけハリボテでも。それだけに、同党で無役(笑)の小沢氏は今回の選挙戦、徹底して裏方に徹するだろうな。嘉田女史と脱原発ついでに反TPP…etcのマニフェストの「イメージ」の良さだけで勝負するために。「日本未来の党は、主張バラバラのはぐれ民主党と左翼勢力の一時的な連合に過ぎない」ことを、有権者に思い出させないために。
その意味で、投票日まで約三週間という短さは、日本未来の党にとって強みともなりうるな。それだけ、ボロが出る可能性が低いから。日本維新の会の橋下が、なまじ準備時間があったばかりにボロを出しまくり、ココに来て勢いがなくなったのを見れば、最低限のアクションと情報開示だけで勝負するという選択は正しい。もっとも、今朝の「朝ズバ!」でいきなり嘉田女史がボロを出したあたり、その目論見があったとしても、通用するかは怪しいものだが(笑)。ていうか、大飯原発の一件だけ観ても、嘉田女史の対原発のスタンスが、どんだけあやふやか一般人にだって分かりそうなもんだがな。「いや、それをお前さんが非難する資格はないと思うよ?」橋下に言われるまでも無く。
有権者にとって、投票先が自公・民主・維新・未来の4勢力にほぼ大分されたことは、良かったんじゃね?。分かりやすくなって、死票もそれなりに減るし。あとは、各勢力がどれだけ上手な戦をするかだ。そこらへんの詳細分析は、12/4以降改めて。
「日本未来の党」設立=候補者・公約、来月2日発表―みんなに連携打診【12衆院選】
滋賀県の嘉田由紀子知事が「卒原発」を掲げ結成を表明した「日本未来の党」は28日午後、東京都選管を通じて総務相に設立を届け出た。未来には、国民の生活が第一や「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(脱原発)、みどりの風の一部が合流する。嘉田氏はみんなの党にも連携を打診している。
嘉田氏は同日、大津市内で記者団の質問に答え「大変重い責任がある。身を引き締めている」と述べるとともに、100人規模の候補者擁立を目指す考えを重ねて示した。
未来は、「脱原発」の山田正彦共同代表、生活の広野允士参院議員会長ら、前衆院議員と参院議員計8人のメンバーで届け出て、政党要件を満たす国政政党として船出。12月4日公示、16日投開票の衆院選に向け準備を急ぐ。党役員や公認候補、公約は同2日に嘉田氏が都内で発表する方向で調整している。
未来の設立届は飯田哲也代表代行が提出した。飯田氏はこの後、記者団に対し、民主、自民、公明3党と日本維新の会を除く各党に協力を呼び掛けていると強調。みんなとの連携について「渡辺喜美代表と嘉田氏の間で、いい方向で話し合いがされている」と述べた。また、生活の小沢一郎代表の処遇に関しては「小沢氏は(新党では)無役だと理解している」と語った。
一方、「脱原発」の亀井静香幹事長は28日、都内で記者会見し、「政策遂行勢力をどんどん拡大していく」と述べ、合流を急ぐ考えを示した。
(11月28日 時事通信)
日本未来の党結党のニュースを受けて、左巻きがどんな反応しているか、ネット上をザーッと見たけど、大体想定の範囲内の「はしゃぎっぷり」で逆に安心した。ただなあ、同党を以って「リベラル勢力が団結した!」「リベラル勢力はここに集結すべきだ!」というのは、いくらなんでも酷い妄想だと思うぞ>一部ブロガー諸氏。まさか、「静香ちゃんがいる=公安に顔が利く=左翼活動し放題!」という論法でそんなこと言ってるんじゃないよね?(笑)。
あと、関係ないけど、「政界の禿コウモリ」東国原英夫が、維新の比例代表近畿ブロックから出馬するそうですな。それも九州ブロックを嫌がって揉めた挙句に。比例代表北信越ブロックに回る中田宏もそうだが、イロモノ臭では依然として日本未来の党には負けてない…かもね>維新。主張が違うだけで似た者同士、未来と維新には壮絶な潰し合いを期待する次第です。
ここで「【耳が幸せ!?】アイドルマスター☆カバーソングメドレー The Best」を紹介。
うむ、これは良いものだ。
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